Apple「Vision Pro」で利用できる「Microsoft 365」アプリが米国で提供/Google、動画生成AI「Lumiere」を発表 Gemini Proの日本語対応も(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、1月28日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
次期サーバOSの正式名称は「Windows Server 2025」 Microsoftが発表
米Microsoftは1月26日(現地時間)、次期サーバOSの名称が「Windows Server 2025」になると発表した。同時に、Insider向けの「Windows Server Insider Build(v.26040)」もリリースしている。
Windows Server 2025は、これまでコードネーム「Windows Server v.Next」と呼ばれていたもの。その具体的な内容はまだ明かされていないが、以下のような分野に投資しているという。
- 誰でも使えるWindows Serverホットパッチ
- 次世代のActive DirectoryとSMB
- ミッションクリティカルなデータストレージ
- Hyper-VとAI
今後、新しいビルドが2週間ごとにリリースされる予定だ。既に多くの新機能が導入されているが、一部の機能はまだ開発中であり、実装される場合はInsider Programを通じて知らせるとしている。
リートンの大型アップデートで「GPT-4 Turbo」が一般ユーザーにも無料公開
リートンテクノロジーズジャパンは1月31日、無料で利用できる生成AIサービス「wrtn」(リートン)の大型アップデートを発表した。画像生成AI「GPT-4 Turbo」を含む、最新LLMが無料で利用できる。
wrtnでは、これまで先行公開に申し込みをしたユーザーのみ、2023年11月にプレビューとして公開されたGPT-4モデルの改良版「GPT-4 Turbo」を利用できた。
それらを全ユーザーに開放したことになる。ただし、一般ユーザーがGPT-4 Turboを利用できるのは、午後5時から午後7時までに制限されている。2023年11月、12月に事前登録をしているユーザーは、引き続き時間制限なく利用可能だ。
この他、Googleの「PaLM2」、Anthropicの「Claude Instant/Claude 2.1」も無料、無制限で提供されている。PaLM2は、比較的複雑な計算や複数の情報を組み合わせ、論理的な推論が可能な他、多言語による応用が得意だという。
「Claude Instant/Claude 2.1」は、米OpenAIの元従業員らにより2021年に設立された、OpenAIの最有力競合企業とされるアメリカの人工知能スタートアップ企業のAnthropicが開発したAIモデルだ。
今回のアップデートにより、wrtnでは7種類のLLMを利用できるようになった。
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