連載
SNSの画面や画像編集ソフトのパレット表示に最適! 7.84型の細長モバイルディスプレイを試して分かったこと:モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)
INBES(インベス)のモバイルディスプレイ「VM-784」は、7.84型で細長で400×1280ピクセルと、SNSの画面やPCの温度や負荷を確認するモニタリングなどの用途に適した1台だ。実機を細かくチェックした。
本製品利用にあたってクリアすべきハードル
では接続してみよう。本製品はそのサイズや形状こそ特徴的だが、接続方法そのものは一般的なモバイルディスプレイと同じく、USB Type-CもしくはHDMIの2択となる。
なおUSB Type-C接続ではケーブル1本での接続となり、HDMI接続の場合は給電用にUSB Type-Cケーブルもプラスαでつなぐ必要がある。つまりUSB Type-Cケーブルは、接続先がPCか給電アダプターかは別にして、どちらの場合も接続することになる。
画面は縦向きと横向きとで視野角の差も感じず、品質としては及第点だが、画面はやや明るすぎるのが気になるところだ。本製品はOSDメニューを搭載せず、画面を暗くする方法はソフトウェア(インテル グラフィックス・コマンド・センターなどのユーティリティー)経由となる。そのため、メインのディスプレイの輝度を落として使っている場合、横に並べた本製品がやたらとまぶしく感じてしまう。
今回の借用機で気になったのは、入力信号がなくなるとブルーバックで「No Signal」というメッセージが表示されて消灯するスリープモードがなかったことだ(メーカーに確認したところ、市販されている製品はスリープモードを備えているとのことだった)。
関連記事
- 480×1920ピクセル表示のバータイプ小型ディスプレイ「KURO-MONI/8.8」を試して分かったこと
玄人志向から、バータイプのモバイルディスプレイ「KURO-MONI/8.8」が発売された。8.8型と片手で持てる小型サイズながら、アスペクト比1:4の480×1920ピクセル表示を実現した実機を試した。 - アスペクト比37:10! 「横方向だけフルHD」の12.6型バー型ディスプレイ「LCD12HCV-IPSW」を試して分かったこと
アイティプロテックが発売するバータイプのモバイルディスプレイに、12.6型の新モデルが加わる。14型モデルとの比較を含め、実機を細かくチェックした。 - 究極のスリムさ? アスペクト比35:10! 縦横どちら向きにも設置できる14型の細長ディスプレイを試す
アイティプロテックの「14.0型バータイプ液晶モニター Screen Plus」(LCD14HCR-IPSW)は、独特の解像度を備え、さまざまな利用方法が提案できる極めてユニークな製品だ。実機を細かく見ていこう。 - モバイルディスプレイの必需品! ノートPCスタンドを兼ねた「WING BINDER」でビデオ会議の目線も自然に
モバイルディスプレイを活用するためのスタンド「WING BINDER」が、クラウドファンディングサービス「machi-ya」で展開中だ。NECパーソナルコンピュータと、フィラメントがタッグを組んだ製品を実際に試してみた。 - 有機EL採用でスタイラスも付属! ペンタブレットのように使える4K対応15.6型モバイルディスプレイを試す
イーホームウェイの15.6型モバイルディスプレイ「O156DSR」は、前回紹介した17型モデル「E170DSR」と何が違うのか。実機を交えてチェックした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.