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これからの時代の「AI PC」たる条件は3つ! IntelとMicrosoftが定義を策定
Intelが昨今提唱している「AI PC」。ある意味で曖昧だったその定義を、同社とMicrosoftが共同で定めた。今後は、3つの要件を満たすPCを「AI PC」として訴求していくことになる。
IntelとMicrosoftは2月27日、vPro対応Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)の発表に合わせて、AI処理を高速に行える「AI PC」の定義を共同で定めたことを発表した。「AI PCとは何なのか――曖昧だったポイントが明確化される。
条件は3つ!
IntelとMicrosoftが共同で定めたAI PCの要件は以下の3つだ。
- 「Copilot」に対応していること
- 「Copilotキー」を搭載すること
- CPUとGPUに加えてNPUを搭載すること
Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)は全モデルがNPU「Intel AI Engine」を備えているため、同CPUを搭載するノートPCはCopilotキーさえ搭載すれば要件を満たせる。ただし、開発や製造/出荷のタイミングの都合でCore Ultraプロセッサを搭載していても、Copilotキーが搭載されないノートPCも存在する。
AI PCには、CPUやGPUに加えてNPUも搭載される。これにより、さまざまなAI(人工知能処理)を高速化することができる。Intelは今後、Core Ultraプロセッサの「全モデルNPU搭載→ほぼ全てがAI PC」というメリットを打ち出していくものと思われる。
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