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NES風レトロルックな「AYANEO Retro Mini PC AM02」を分解──メモリとSSDを換装してみた(1/4 ページ)

「Nintendo Entertainment System」をトリビューとしたデザインの「AYANEO Retoro Mini PC AM02」。ミニサイズではあるがデスクトップPCとしてかんたんに内部アクセスできるとのことでPC USER編集長の手を借りてメモリーやSSDの換装を敢行した。

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 「AYANEO REMAKE」構想から生まれた製品の1つ「AYANEO Retro Mini PC AM02」(以下、AM02)は、家庭用ゲーム機市場が落ち込んでいた米国で広く受け入れられた「Nintendo Entertainment System」(海外向けに発売されたファミリーコンピュータ。国内版とデザインなどが大きく異なる。以下、NES)をオマージュしたミニデスクトップPCだ。

 前回はAM02のパッケージを開封し、電源投入までの様子を紹介した。鈍く光るグレーのメタル風ボディーに、ゲームソフトのカートリッジを挿入できそうなボタンプッシュによる開閉ギミックを搭載しており、往年の家庭用ゲーム機のような雰囲気を醸し出している。

 今回はPC USER・T編集長の協力を得て、AM02本体を“開けて”メモリやSSDの換装を行い、仕事で使える状態にまでセットアップしたので、その様子を紹介する。

左がAYANEO Retro Mini PC AM01で右がAYANEO Retro Mini PC AM02
「AYANEO REMAKE」構想から生まれたミニデスクトップPCの2つがそろった。写真左がAYANEO Retro Mini PC AM01で、右がAYANEO Retro Mini PC AM02

ネジを開けるだけでアクセス可能

 AM02の内部へのアクセスは簡単だ。底部にある裏ぶたを止めている4つのネジを緩め、ピックツールでこじ開けるだけだ。

ドライバーでネジを緩める
専用ドライバーが付属していたが、やりづらいとのことでT編集長にいい感じのドライバーを持ってきてもらった
ピッキングツールでフタをこじ開ける
ギターの弦を弾くピックのようなピッキングツールも付属していたが、愛用のものを持ってきてもらった。こちらのほうが頑丈そうだ

 ものの数分で裏ぶたが外れ、内部が露見した。

裏ぶたを外したところ
裏ぶたを外してすぐ目につくのは大きなファンだ。マザーボードはその下に格納されている
裏ぶたを外したところ
指と比較すると分かりやすいが、この小さなボディーにぎゅぎゅっとテクノロジーが詰め込まれている

 ファン一体型のマザーボードもPCケースから取り出した。ピッタリサイズなのでケース背面、端子用の穴が開いている側を多少引っ張りながら外す必要がある。力加減を間違えると、樹脂製のケースが割れそうだ。

マザーボード
PCケースからファン一体型マザーボードを引き出した。ケース側に残っているのはAM02の特徴でもある液晶ディスプレイと、その制御基板だ
SSD
逆さまになっていて判読しづらいが、内蔵SSDは仕様書通り、PCIe接続のM.2だ
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