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AYANEOが「リメイク」をテーマにした小型PCや周辺機器を展開 2画面ポータブルや「Macintosh Classic」「NES」をモチーフにしたデスクトップPCなど(1/2 ページ)

AYANEOが、レトロゲーム機/PCをモチーフとした新ブランド「AYANEO REMAKE」を立ち上げる。いにしえのデバイスのデザインをオマージュしつつ、現代の技術でよみがえらせるというコンセプトのようだ。

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 AYANEOは11月10日(香港時間)、PCや周辺機器の新しい構想として「AYANEO REMAKE(アヤネオ リメイク)」を推進することを発表した。構想に基づく新製品は、11月末から順次正式発表/出荷が行われる予定だ。

AYANEO Remake
AYANEO REMAKEの製品群。既に発表されているものを含めて7製品が登場する予定だが、一番右上の製品だけ意匠が伏せられている

AYANEO REMAKEの概要

 AYANEO REMAKEは、AYANEOの新しいブランドとして位置付けられる。その名の通り、テーマは「リメイク(再生産)」で、過去に登場したゲーム機やPCのデザインをオマージュしつつ、現代の技術を使って“アップグレード”していくものだという。

 本ブランドでは、正式発表済みのものを含めて7つの製品が展開される予定となっている。

AYANEO Slide(11月下旬正式発表/出荷予定)

 「AYANEO Slide」は、液晶ディスプレイをスライドするとQWERTYキーボードが出現する6型ポータブルゲーミングPCだ。レトロ要素は「QWERTYキーボードの搭載」で、正式な発表は11月下旬を予定しており、当初はクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」を通して販売される予定だ。

AYANEO Slide
AYANEO Slideは、ホワイトとブラックの2色展開となる

 APU(GPU統合型CPU)はRyzen 7 7840U(3.3GHz〜4.8GHz/8コア16スレッド)で、独自にカスタマイズされた冷却機構を備えている。ストレージはType 2280サイズのM.2 SSDを搭載する。拡張ポートは、USB4×2とmicroSDメモリーカードスロットを備える。

 ディスプレイはタッチ対応でフルHD(1920×1080ピクセル)解像度の6型IPS液晶で、これをスライドさせるとキーボードが現れる。スライドさせたディスプレイは傾斜を調整することも可能で、ゲームをプレイする際に見やすい角度で固定できる。

スライドディスプレイ
スライドさせたディスプレイは、画像のように傾斜を付けることも可能だ
試作機
「東京ゲームショウ2023」のAYANEOブースに展示されていた試作機(ブラック)
試作機
同じく、AYANEOブースに展示されていた試作機(ホワイト)

AYANEO FLIP KB/AYANEO FLIP DS(2024年1月頃発表見込み)

 「AYANEO FLIP」は、ニンテンドーDSのようなクラムシェルボディーを持つポータブルゲーミングPCで、基部にゲームコントローラー(パッド)とQWERTYキーボードを備えるモデルは9月に披露されていた。今回、先行して披露したモデルを「AYANEO FLIP KB」(KB=キーボード)と改名した上で、キーボードの代わりにサブディスプレイを搭載したモデル「AYANEO FLIP DS」(DS=デュアルスクリーン)が追加された。

 いずれのモデルも開発途上ということで、詳しいスペックや発売情報については「2カ月以内(≒2024年1月頃)をめどに発表できる見込み」としている。

FLIP KB
既に存在は明らかとなっていた、QWERTYキーボード付きの「AYANEO FLIP」は、「AYANEO FLIP KB」と改名された
FLIP DS
今回追加で発表されたデュアルスクリーンモデル「AYANEO FLIP DS」は、QWERTYキーボードの代わりにサブディスプレイを搭載した派生モデルだ。写真はホワイトモデルだが、既に外観を披露しているFLIP KBと同様にブラックモデルも用意される予定だ
AYANEO FLIP
AYANEO FLIPシリーズは、少し大きめの吸気口と排気口を備えている。比較的スペックの高いCPUを積むのかもしれないが、詳細なスペックは明らかとなっていない

 AYANEO REMAKEでは、デスクトップPCなど従来のAYANEOブランドにはなかった製品も展開される。

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