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Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる(3/4 ページ)

Synologyの新製品「BeeStation」は、サブスクリプション契約が不要な買い切り型のクラウドストレージを実現できるという。本当にパーソナルクラウドストレージを簡単に構築できるのか、また利便性はどれほどかをチェックしてみた。

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データを置くのではなく、“同期”する

 BeeStationは、Synologyが発売しているNAS製品と比べて大きな違いがある。それはデータ保存方法だ。NASはあくまでデータを保存する場所(HDD)をネットワーク経由で提供するものなので、ファイルをのコピーが要るし、データ同期するのであれば別途アプリやスクリプトを用意しなければならない。

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セットアップ時に同期元となるフォルダを指定する様子

 それに比べてBeeStationは、PC上にあるデータとBeeStationを同期(コピー)する形を採用している。あらかじめBeeStation for Desktopで指定したフォルダの中にデータが作成されると、BeeStation側にも自動的に同期される。

 また、データを編集したり保存したりすると、データを作成したときと同じく同期が取られて、BeeStation内に同じファイルが出来上がる。

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実際に同期用フォルダにファイルをコピーした様子

 試しにBeeStation for Desktopで作成された「BeeStation」フォルダ内にデータを保存してみると、状態欄にリサイクルマークのようなアイコンが表示される。これは、保存されたデータをBeeStationに同期中であることを意味している。

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BeeStation for Desktopでは同期の状態確認ができる

 BeeStation for Desktopを開いてみると、先ほど「BeeStation」フォルダ内に作成されたデータがBeeStation上にアップロードされている。

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同期が完了し、状態欄がリサイクルマークから緑のチェックマークに変わった様子

 この動作が終わらなければデータがBeeStation上に同期されないため、例えば外出前などに同期を開始し、この同期が終了する前にPCをシャットダウンするとデータは手元のPCに残ったままとなるので注意が必要だ。

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