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Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる(4/4 ページ)

Synologyの新製品「BeeStation」は、サブスクリプション契約が不要な買い切り型のクラウドストレージを実現できるという。本当にパーソナルクラウドストレージを簡単に構築できるのか、また利便性はどれほどかをチェックしてみた。

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外出先でも自分のデータにアクセス可能

 今回、自宅のある埼玉から大阪に移動する機会があったため、埼玉の自宅でBeeStationにデータを同期した上で、大阪に移動、大阪で利用している検証環境にBeeStation for Desktopをインストールして自宅で作業していたデータにアクセスできるか試してみた。

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 大阪のeo光回線(eo光 10Gbps)からでも、埼玉の自宅(ドコモ光 1Gbps)にあるBeeStation上に同期したデータ一覧が表示されていることが分かる。状態欄を見てみると、雲のアイコンが表示されているが、これは同期先のBeeStation上にデータはあるが、手元のPCには同期(ダウンロード)されていない状態を示している。

 BeeStation上にあるデータを大阪からダウンロードしてみたが、平均して200Mbps程度の速度でダウンロードされたため、BeeStation上のHDDから読み込んだデータをインターネット経由で同期していることを考えると、十分な速度であることが分かる。

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平均して約200Mbpsでデータ同期されていることが確認できた

 BeeStationのすごいところは、ネットワーク機器などに特別な設定をしていないにもかかわらず、インターネット経由でデータの同期ができるのは驚きだ。しかも十分実用的な速度が出る。

 自宅にある機器に保存しているデータを、インターネット経由で安全に同期するには思っている以上に専門的な知識や、機器の準備が必要となるが、ここまで簡単にできてしまうと、自分だけのクラウドストレージを構築するのにBeeStationは非常に強力で魅力的な製品だと評価できる。

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