レビュー
ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現:もう待ったなし! Matterで広がる快適ライフ(4/4 ページ)
人感センサーの多くは赤外線を使っており、センサーの範囲に人がいる、いないということしか検知できないものがほとんどだ。「スマート人感センサーFP2」はミリ波レーダーを使用しており、高度な検知が可能だ。実機を試してみた。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
転倒検知
今回は試していないが、FP2は転倒検知機能も搭載している。天井に設置し、エリア内での転倒を検知するというものだ。当然ながら天井への設置が必須となる。設置だけなら問題ないが、USBでの電源供給も必要となるので導入のハードルは高い。
ただ、一般向けに安価に購入できる転倒検知センサーは珍しいので、万が一に備えて離れて暮らす両親の家に設置するなどの用途には向いていそうだ。
今後の製品展開に期待
センサー1つだけで広い範囲をカバーできるFP2は、壁のない広いリビングなどでは便利だろう。切り替え式にはなるが睡眠モニターとしても利用できるのも面白い。
ただ、Aqaraスマート人感センサーFP2のフル機能を利用するには、現状ではAqara Homeアプリを使用する必要がある。可能であれば、スマートホーム製品をAqara Homeアプリで操作できるAqaraブランドで統一するのがいいだろう。
海外ではAqara製品は多数販売されており、Aqaraブランドのみで家中をスマートホーム化することも可能だ。ただし、冒頭で書いた通り日本ではまだ一部製品の販売が始まったばかりという状況で、Aqara製品だけでのスマートホーム化はまだ難しい。Aqaraの今後の日本でのラインアップ拡充に期待したいところだ。
関連記事
- もっと早く知りたかった? 壁面の照明スイッチにボットを簡単取り付けできるオプション2製品を試す
家電製品などのスイッチを物理的に押してくれるデバイスの「ボット」は便利だが、悩ましいのが固定方法だ。そこで、一般家庭で使われている例が多いスイッチを想定し、ボットを固定してくれる製品を2種類試した。 - Amazonの「Echo Hub」はこれまでのEcho Showシリーズとはどこが違う? 新登場のスマートホームコントロールパネルを実機で検証した
Amazonから、8型の画面を備えた「Echo Hub」が発売された。これまでのEchoシリーズとは何が違うのか、実際に試してみた。 - スマホから家電製品のスイッチを押せる「SESAME bot」はどこまで使える? SwitchBotボットと使い比べてみた
スマート家電が花盛りだが、それに非対応な家電をスマホから操作したい場合に役立つのが“スマートスイッチ”だ。ここでは「SESAME bot」と「SwitchBotボット」を使い比べてみた。 - いよいよ登場! iPhoneからも利用可能なMatter対応スマートプラグ「Tapo P110MA」を試した
海外ではさまざまな製品が出ているMatter対応デバイスだが、国内ではまだまだこれからという状況にある。今回はTP-LINKのスマートプラグを試して分かった、Matterのメリット/デメリットを見ていく。 - アップデートで赤外線リモコン対応家電もMatter経由で利用可能に! スマートリモコン「SwitchBot ハブ2」を試した
スマートリモコンの「SwitchBot ハブ2」が、アップデートによって赤外線リモコン対応家電もMatter経由で利用可能になった。実際に試してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.