夢の左手デバイスはまさかのゲームパッド「8Bitdo Micro」だった プロイラストレーターが試して分かった驚き:ある日のペン・ボード・ガジェット(1/3 ページ)
さまざまなデバイスをリリースして売る8BitDoでは、チョット便利な小型モデル「8Bitdo Micro Bluetooth Gamepad」を販売しています。左手デバイスとして、お絵描きやゲームなどでも使えるのか、イラストレーターのrefeiaさんが試しました。
こんにちは! refeiaです。
今日は夢のようなお絵描き用左手デバイスの話をしましょう。もしかしたら今までの左手デバイスの不満を乗り越えてくれる、もしくはプラスワンとして買い足すだけで、ちょっと快適になれる製品かもしれません。よろしくお願いします!
iPadお絵描き用左手デバイスの難しさ
お絵描き用の左手デバイスは、いろいろあります。リーズナブルなデバイスもあれば高級品もあり、それぞれにそれぞれの良さがあり、実際に制作を助けてくれます。
一方で、この分野のデバイスで共通して惜しい点になりがちなのが、動作サポートは「PCのみ」です。絵を描くのはPCだけではないし、異なるデバイスで描く時も、基本的には両方で同じように操作したいものです。実際にTourBoxやACK05を触ったときには「iPadやAndroidタブレットでも使いたい……」という思いが共通してありました。
現状、iPad左手デバイスの定番になっているのは「iCleverのテンキー」だと思います。
この製品自体は、普通のBluetoothテンキーです。イラストアプリのショートカットキーの設定をテンキーに割り振ることで、ショートカットデバイスとして使うわけですね。別に本機でしかできないわけではないでしょうが、おそらく口コミで指名買いされるようになり、ショートカット割り当てを書き込んで貼れるようにシールが付属してくるなど、なかなか面白い文化になっています。
ただ個人的には、アプリのショートカット設定を「テンキー専用」 にしてしまうと汎用(はんよう)性を失うのと、コンパクトとはいえそこそこサイズと厚みがあるので、薄型のミニキーボードでよくない? という気分になり、テンキーの導入には至っていません。
キーボードのフリができるゲームパッド
そこに現れたのが8Bitdo Microです。発売は2023年の8月で、自分は3000円台前半ぐらいで購入していました。このゲームパッドは超コンパクトでBluetooth接続できることに加えて、3つのモードが選べるのが特徴です。
- ニンテンドースイッチ・モード
- D-Inputモード(普通のゲームパッド)
- キーボードモード
実は、キーボードのフリができるゲームパッドは以前からありました。従来iPadの左手デバイス的な用途でカルトな人気があった「8Bitdo Zero 2」は自分も持っていますが、キーボードモードはあるものの割り当てのカスタマイズができず、上記のテンキーデバイスと同様に、アプリのショートカット設定から歩み寄る必要がありました。
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