Googleが生成AI向け独自CPU「Google Axion」プロセッサを発表/Intel N100を採用した超小型コンピューティングモジュール「LattePanda Mu」:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、4月7日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
MicrosoftがWindowsの4月度セキュリティ更新プログラムをリリース
米Microsoftは4月9日(現地時間)、現在サポートしているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。
Windows 11 23H2/22H2向けは「KB5036893」、Windows 11 21H2向けは「KB5036894」、Windows 10 22H2/21H2向けは「KB5036892」、Windows 10 1809向けは「KB5036896」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで149件の脆弱(ぜいじゃく)(ぜいじゃく)性に対応した。このうち、深刻度を「Critical(緊急)」と評価しているのは以下の3件だ。
- CVE-2024-21322:Microsoft Defender for IoT のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2024-21323:Microsoft Defender for IoT のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2024-29053:Microsoft Defender for IoT のリモートでコードが実行される脆弱性
また、深刻度は「Important(重要)」ながら、下記の1件は悪用の事実が確認されている。
- CVE-2024-26234:プロキシ ドライバ スプーフィングの脆弱性
できるだけ早くアップデートをした方がいいだろう。
「Gemini for Google Cloud」を発表 「Gemini 1.5 Pro」のパブリックプレビューも
米Googleは4月9日(現地時間)、Google Cloudの年次開発者イベント「Google Cloud Next '24」において、「Gemini for Google Cloud」を発表した。また、「Gemini 1.5 Pro」をパブリックプレビューとして180カ国以上で提供開始している。
Gemini for Google Cloudは、開発者、Google Cloudサービス、アプリケーション向けのAIアシスタントだ。以下の6つのサービスで構成されている。
- Gemini Code Assist:ソフトウェア開発向けで、従来のDuet AIの進化版
- Gemini Cloud Assist:Google Cloudのリソース管理
- Gemini in Security:セキュリティ向け支援機能。セキュリティ関連のイベントデータをチャットを通じて調査できる
- Gemini in BigQuery:データウェアハウスBigQueryで自然言語をサポート。データ分析などを支援する
- Gemini in Looker:ビジネスデータを分析するビジネス インテリジェンス プラットフォームLookerで自然言語による分析に対応
- Gemini in Databases:自然言語によるデータベース管理に対応
Gemini 1.5 Proは、2カ月前にGoogle AI Studioで公開されていたAIモデルだ。ネイティブ音声理解機能やファイル処理を容易にする新しいファイルAPIなどが含まれる。音声理解機能を利用すると、Google AI Studioにアップロードされた動画の画像と音声の両方を推論できるようになる。対応するAPIは間もなく公開予定という。
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