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Core Ultra搭載の「Let's note FV5」を徹底検証 プレミアムモバイルの実力は?(2/5 ページ)

持ち運びやすいボディーとパワフルなパフォーマンスを両立しつつ、大きめの画面とゆとりのあるキーボード、さらにWeb会議を快適にするインテリジェントな機能が盛り込まれている。

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バッテリーは着脱可能のカートリッジタイプ

 バッテリー容量は56Whで、公称のバッテリー駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.3.0)では、動画再生時が約9時間、アイドル時は約18.1時間となっている。

 バッテリー本体はユーザーが簡単に着脱できるカートリッジタイプを採用している。故障や劣化の際にもユーザー自身で交換できるので、ダウンタイム少なく使い続けられるメリットがある。

 別売のオプションとして、100gほど軽量なバッテリーパック(S)(30Wh)も用意されている。付属のバッテリーパック(L)とあわせて、2種類のバッテリーを状況に応じて使い分けられる。

 標準で付属するACアダプターは独自仕様で出力は85Wだ。USB PD(Power Delivery)にも対応しているため、対応した周辺機器を活用した使い方も可能だ。

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容易に着脱できるカートリッジタイプのバッテリーを採用している。標準で付属するLバッテリーは56Whで、重量の公称値は約300gだ。別売で約200gの軽量Sバッテリーも用意されている
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標準で付属するACアダプターは、独自端子の85W仕様だ。実測サイズは約44(幅)×106(奥行き)×30(高さ)mmで、ACケーブル込みの実測重量は約275gだ
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プリインストールされる「PC快適Naviユーティリティー」には、バッテリー駆動時間を延ばす節約設定が用意されている。新たに、ビデオ会議の際のカメラ映像のフレームレートを下げてバッテリー駆動時間を延ばす設定も追加された

AIコアが話題のCore Ultraを搭載

 CPUにはIntelのCore Ultra 7 165Hを搭載する。開発コード名「Meteor Lake」で知られる最新の高性能ノートPC向けモデルだ。

 Core Ultraは、従来のIntel Core プロセッサ・ファミリーと異なり、Compute、Graphics、SoC、IOと4種類のダイをタイルとして組み合わせて1つのCPUパッケージとするタイルアーキテクチャを採用している。

 メモリコントローラーや電力管理を担当するSoCタイルに、省電力を優先したLPEコアを統合しており、ComputeタイルのPコア、Eコアと合わせて、合計3種類のコアを最適に使い分ける仕組みとなった。

 さらに、SoCタイルにはAI処理用のNPUコア(Intel AI Boost)も統合し、GraphicsタイルのGPUコアも刷新され、大幅に処理能力が向上している。

 メモリは標準で32GB(LPDDR5X)を搭載する。ストレージはカスタマイズに対応しており、デュアルSSD構成が可能だ。インタフェースはメインSSDがPCIe 4.0 x4、セカンドSSDがPCIe 3.0 x4で、容量はいずれも最大2TBずつ、最大4TBの構成が可能だ。

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CPUはCore Ultra 7 165Hを採用する。開発コード名「Meteor Lake」で知られる最新のCPUだ。6基のPコア、8基のEコアに加えて、2基のLPEコア、NPUコアも実装する
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デバイスマネージャの表示。CPUコアとは別にNPUコアが認識されている
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ストレージはPCIe 4.0 x4対応のSSDを搭載する。評価機のSSDはSamsung製だった。
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CrystalDiskMark(ひよひよ氏・作)のスコア。PCIe 4.0 x4インタフェースのSSDの中でも高性能な部類に入る

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