わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す:モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)
10.5型と小ぶりなモバイルディスプレイが、ユニークの「UQ-PM10FHDNT-GL」だ。コンパクトなボディーの実機を試してみた。
機能はオーソドックスだがパワーパススルーに対応
では、実際に使ってみよう。今回、メーカーから借用した機材は本体とカバーのみだったため、以下では筆者手持ちのThunderbolt 4ケーブルとパススルー充電のテストでは最大出力60WのUSB Type-Cケーブルを組み合わせて試用している。本来の付属品とは挙動が異なる可能性があることをご了承いただきたい。
接続方式はUSB Type-CもしくはHDMIで、ポートはいずれも本体左側面に集中している。USB Type-Cは2基あるが、どちらも機能的に違いはない。
実際に試してみると、非常にコンパクトゆえ、狭い場所にでも設置できる反面、ボディーが軽いためケーブルの反発力に引きずられ、倒れやすいのがやや気になる。ケーブルを極力柔らかい品に交換したり、机上で使うのであれば、タブレット用のスタンドと組み合わせたりするなどの工夫が必要かもしれない。
本製品は、2基のUSB Type-Cポートを使ったパススルー充電にも対応している。本製品のUSB Type-Cポートの片方に充電器をつなぐことで、本製品経由でノートPCにも充電が行えるため、ノートPCのUSB Type-Cポートが1基しかない場合でも、充電しながら長時間の利用が可能だ。
このパワーパススルー機能は、USB Type-Cポートを2基搭載するモバイルディスプレイであっても、対応する製品とそうでない製品があるので、本製品がきちんと対応しているのは好印象だ。
OSDの操作は、本体右側面のダイヤルホイールおよび電源ボタンを兼ねた戻るボタンの2つで行う。ダイヤルホイールを押し込んでメインメニューを表示させ、上下に倒してフォーカスを移動、さらに押し込んで項目を選択するという、ごく一般的な操作方法だ。
OSDメニューそのものの設計はオーソドックスで、メインメニューを表示せずにダイヤルホイールを上に倒すと輝度調整、下に倒すと音量調整といった具合に、利用頻度の高い機能はショートカットも用意されている。ダイヤルホイールがかなり硬く、何度も押し込んでいると指が痛くなるのは多少気になるが、メニューの設計が分かりづらいというわけではないのでストレスはない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.