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わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
10.5型と小ぶりなモバイルディスプレイが、ユニークの「UQ-PM10FHDNT-GL」だ。コンパクトなボディーの実機を試してみた。
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可搬性の高さが強み! 縦置き時は自前で工夫が必要
以上のように、画面サイズが小さいぶんボディーが軽いことから、可搬性の高さに強みを持つ製品だ。突出した機能があるわけではないが、基本機能は一通りそろっており、2つのUSB Type-Cポートを使ったパススルー充電にも対応しているなど、外見から予想できる機能はきちんと装備されている。安心して使える製品と言ってよいだろう。
唯一もったいないと感じるのが、縦置きでの利用が想定されていないことだ。本製品の画面サイズならば、縦向きにしてノートPCに並べた方が高さがそろいやすい場合もあるはずだが、本製品のカバー兼一体型スタンドは縦置きに対応していない。
そのため、縦向きをしたければ別途タブレット用のスタンドを調達する必要があるが、縦置きにするとボタンのある右側面が底面になってしまい、ダイヤルホイールが自重で押し込まれてしまうなどの問題が起こりやすい。また、軽さが災いしてケーブルに引きずられて傾いてしまうなど、スタンドとの相性も少なからずある。
このあたりは、画面サイズが小さいサイズならではの独自の工夫がなく、同社の他のサイズのモバイルディスプレイと設計になんら違いはないのは、少々もどかしい。VESAマウントや三脚ネジ穴など、アームなどに取り付けるギミックもなく、縦置きで使いたい場合はユーザー側で試行錯誤する必要がありそうだ。
縦置きには添付のカバー兼用スタンドではなく、市販のタブレットスタンドが必要になる。ただし、右側面のボタンが押せなくなるのに加え、写真のようにケーブルに引きずられてディスプレイがくこともしばしばあるので気をつけたい
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