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日本最大の教育展示会「EDIX 東京」に大盛りランチパック!? GIGAスクール構想のその先を見てきた(5/5 ページ)

5月8日から10日にかけて、東京ビッグサイトで開催されている日本最大級の教育向け展示会「EDIX 東京」。NEXT GIGA(GIGAスクール構想第2フェーズ)に向け、さまざまなソリューションが展示されていた。ここでは先生の業務効率化、児童生徒の学校生活の質を上げるであろうソリューションを紹介する。

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NEXT GIGAに適したソリューションを一気通貫で提供するSB C&S

 SB S&Cブースでは、NEXT GIGAに対応した全OSの端末、つまり「Chromebook」「iPad」「Windows PC」の他、ハイブリッド授業を効率良く行うビデオ会議システム「Poly」ソリューションを展示していた。

SB C&Sブース
SB C&Sブース

 興味深かったのは、次年度にiPadで採用が有力視されているモデル「10.9インチiPad(第10世代)」を4台、それぞれにサードパーティー製のキーボードを取り付けて展示していたことだ。

 担当者は「純正ではないものだと、どれを選んだら良いか判断しかねる。展示会場の実物で押し心地や丈夫さなどを確認してもらえれば、良い選択ができるのではないか」と語っていた。

iPadとキーボードケース
iPad 10.9(第10世代)とキーボードケース。堅牢性を重視するか、入力しやすさを重視するかなど、担当者が実際に触れて検討できるように複数の製品を展示していた

 ハードからソリューションまで全てをそろえられるディストリビューション企業として、「何を選んだら良いか」「何が自校にマッチするのか」を見極められるよう可能な限りのソリューションを展示し、それぞれのメリットについて説明していた。

 「GIGAスクール端末とビデオ会議ソリューションを導入したいのであれば、端末はChromebookにするのか、Windowsにするのかをヒアリングし、日本HPやレノボ・ジャパンなどのデバイスを提案する。どちらもビデオ会議システムに必要なビデオバーを提供しているので、例えば『音が出ない』となったときに、それぞれのメーカーを統一しておけば、1つのメーカーに問い合わせるだけで原因を究明できる。複数のメーカー製のものを導入していると、問題を切り分けながら複数メーカーに問い合わせなければならず、時間がかかってしまう。もちろん、万が一のときには弊社も窓口としてサポートするが、早期解決可能な提案のできるのが強みだと感じている」(担当者)

誰もが学べる環境
ハイブリッド授業にも対応したソリューションなど、自治体ごとに異なるニーズに応えられるという

高校コンビニ!? を提案する山崎製パンブース

 会場内を歩いていて突如目に入ってきたのが小規模なコンビニだ。よく見るとそこは山崎製パンブース。聞けば、少子化により採算の取れなくなったことで学校から学食事業者が撤退し、その穴を埋めるための「学校コンビニ」事業を展開しているのだという。

山崎製パン
山崎製パンブース
突如現れたコンビニ
展示会場に突如現れたコンビニは山崎製パンブースだった

 特徴としては、セルフレジにより無人で運営できること、来店者が食欲旺盛な年頃ということもあり、ヤマザキデイリーストアなど、限られた店舗にしか置いていない「大盛り」ランチパックを置いていることなどが挙げられる。

セルフレジ
社内コンビニへの導入実績が多いセルフレジ。社員証で決済できる他、バーコードの印刷されたプリペイドカードで支払うこともできる
大盛りランチパック
食べ盛り世代の胃袋を満足させるランチパック大盛り。かなりの種類がそろっていた

 コンビニなので、山崎製パンの商品だけでなく、スナック菓子や文房具、カップ麺なども置いており、高校だけでなく、専門学校や大学などでも好評を博している。短い昼休みに、校外のコンビニに走らずに済むのは青春を満喫したい生徒学生にとってありがたいことであるに違いない。


 「教育を支援する」と一口に言っても、さまざまな面があると実感させられた。NEXT GIGAがスタートする2025年には、教育現場がどのように様変わりしているのか今から楽しみだ。

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