Googleがテキストから画像/動画/音楽を作成できるAIモデルを発表/MicrosoftがWindowsの月例のセキュリティ更新プログラムを公開:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月12日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Windows 11/10の「クイック アシスト」を悪用した攻撃でMicrosoftが注意喚起
Microsoftは5月15日(現地時間)、Windows 11/10のクライアント管理ツール「クイックアシスト」を悪用したソーシャルエンジニアリング攻撃が行われていると報告した。サイバー犯罪グループ「Storm-1811」により行われており、「Black Basta」ランサムウェアなどの展開に繋がっているという。
クイックアシストは、Windows11/10標準のリモートアシスタントツールだ。リモート接続を介して他の人にPCを操作してもらいトラブルの手助けをしてもらうことができる。攻撃者はこれを悪用し、Microsoftのテクニカルサポートやターゲットユーザーの会社のITプロフェッショナルなどを装い、ターゲットデバイスにアクセスする。いわゆる、テクニカルサポート詐欺と呼ばれる手口だ。
Microsoftは、クイックアシストを悪用した攻撃に備えるため、以下のような対応を推奨している。
- クイックアシストやその他のリモート監視・管理ツールを使用していない場合、これらのツールをブロックするかアンインストールする
- テクニカルサポート詐欺から身を守る方法についてユーザーに教育する
- MicrosoftサポートまたはITサポートスタッフに直接連絡した場合のみクイックアシストの利用を許可する。急を要するなどと主張する人にはアクセスを許可しない
- リモートアクセス中に悪意のある活動が疑わしい場合には、直ちにセッションを切断し、当局や社内のITメンバーに連絡する
- テクニカルサポート詐欺の被害を受けたら、Microsoftテクニカルサポート詐欺フォームを使用して報告する
WindowsデバイスでVPN接続に失敗する問題が解決
Microsoftは5月14日(現地時間)、WindowsデバイスがVPN接続に失敗する問題が2024年5月度のセキュリティ更新プログラムで解決したと明らかにした。
この問題は、4月のセキュリティ更新プログラム、または4月の非セキュリティプレビュー更新プログラムをインストールしたWindowsデバイスがVPN接続に失敗する可能性があるというものだ。
影響を受けるのは、Windows 11 23H2/22H2/21H2、Windows 10 22H2/21H2、Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2/2008と広範囲に及んでいた。
同社は上記以外も重要な改善や問題の解決が含まれており、最新パッチの適用を推奨している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
バッファローのWi-Fi 7ルーター「WXR18000BE10P」を試す 無線通信でも実測約9Gbps!
国内において「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」の320MHz幅通信が解禁されて時間を置かずに、バッファローがWi-Fi 7ルーター「WXR18000BE10P」を発表した。本機の実力はいかほどのものか、それを支える技術を解説しつつ、実際に試してみよう。
Next GIGAで何が変わる? 文科省が「学習用端末」の要件や補助スキームの変更などを行った理由【前編】
2019年度に始まった「GIGAスクール構想」で導入された学習用端末が、2024年度から順次更新時期を迎える。そのことを受けて、端末メーカーやプラットフォーマーが置き換えを見越した動きを活発化させている。この記事では、新たな学習用端末の要件と調達方法について見ていきたい。
2台のPCを“直結”して高速データ転送と画面共有を実現――Intelが「Thunderbolt Share」を発表 対応製品は2024年後半に登場予定
Intelが、2台のThunderbolt 4/5対応PCを直結して「高速データ転送」と「キーボード/マウス/画面共有」を行えるアプリを提供する。利用には、アプリのライセンスを持つPC、または周辺機器を用意する必要がある。
使って分かったM4チップ搭載「iPad Pro」のパワフルさ 処理性能とApple Pencil Pro/Ultra Retina XDRディスプレイ/新Magic Keyboardを冷静に評価する
Appleが5月15日に発売する新しい「iPad Pro」は、想像以上にパワフルだ。しかし、用途によっては「iPad Air」でもいいかもしれない――iPad Proを中心に、実機に触れつつレビューしていこう。
新型「iPad Pro」が見せる未来の夢と「iPad Air」が見せたバランス感覚 実機を試して分かったiPad購入ガイド
話題を集めた新型タブレット「iPad Pro」と「iPad Air」の実機を、林信行氏がいち早く試し分かったこととは? そして従来モデルからの違いは何か、各iPadシリーズの購入ガイドをお届けする。

