Intelの次世代CPU「Lunar Lake」搭載のプロトタイプ機がASUSの展示会に!:COMPUTEX TAIPEI 2024
6月4日から開幕した「COMPUTEX TAIPEI 2024」のASUSTeK Computer発表会にて、Intelの次世代CPU搭載モデルが展示されていた。同発表会の模様をお届けする。
ASUSTeK Computerが台湾本社にて、同社のゲーミングブランド「ROG」シリーズに属する新製品発表会を開催した。同日には製品の開発背景の説明、プロトタイプを展示する「BEHIND THE SCENE」も公開され、そこではIntelの次世代CPU「Lunar Lake」(開発コード名)を搭載したというノートPCの姿も見られた。
BTOを意識したビジネス向けにLunar Lake搭載モデルが
BEHIND THE SCENEでの展示の中には、4月に日本でも開始されたBTOサービスを意識したExpertBookシリーズの新製品「ExpertBook P5」(P5405)の姿も見られた。
米国国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hに準拠した頑丈さを備えたボディーと、バッテリーを含めた内部コンポーネントの交換がしやすい構造を採用しているのが大きな特徴の製品だが、製品スペックに「IntelのLunar Lakeを搭載し、100TOPSのAIパフォーマンスを備える」と記述されていた。
デザインやマテリアルへの探究を示す「BEHIND THE SCENE」
その他の展示内容は、最新テクノロジーを活用するウェアラブルデバイスの他、デザインやマテリアルに関する展示が多く見られた。
見た目の美しさや質感の高さといったアピアランスだけでなく、デュラビリティー(汚れにくさ、劣化のしにくさ、傷の付きにくさ)やユーザビリティー(使いやすさ、視認性)を重要視して、探究を続けていることが伺える内容だ。
特に6月2日に発表された「ZenBook S 16」については、新素材のCeraluminumを採用し、ビジュアルデザインと共に自信作のようで大きな展示スペースがとられていた。
こちらについては、別記事で詳細に触れたい。
関連記事
- 次世代CPU「Lunar Lake」でIntelが目指す“AI PC”とは? 驚くべき進化点と見える弱点、その克服法
COMPUTEX TAIPEI 2024に先立って、Intelが今後発売される予定のCPUに関する技術説明会を開催した。この記事では、2024年第4四半期に登場する予定のモバイル向けCPU「Lunar Lake」(開発コード名)の技術的概要を紹介する。 - ASUSが新AI PCを続々投入! Ryzen AI 300シリーズ/Snapdragonを搭載した「Copilot+ PC」対応ノートPC10製品を投入
ASUS JAPANは、AI機能搭載プロセッサを標準搭載した「Copilot+ PC」対応ノートPC/ゲーミングノートPC計10製品の発表を行った。 - 50TOPSの新型NPUを搭載! AMDが新型モバイルAPU「Ryzen AI 300シリーズ」を発表 Copilot+ PCを含む搭載モデルは7月から順次登場
AMDが、NPUの性能を向上したモバイルモバイル向けAPU「Ryzen AI 300シリーズ」をリリースした。NPUのピーク性能は50TOPSで、Microsoftの定める「新しいAI PC」の要件も満たしている。【訂正】 - NPUではなくeGPU側で「Windows Copilot Runtime」を処理 NVIDIAが定義する“RTX AI PC” 2024年後半にプレビュー版が登場
“AI PC”のSoCに搭載されたNPUで本来行われる想定の処理をdGPU側で処理できるようになる新たな仕組みが米Microsoftと協力して開発されている。 - それぞれの思いを乗せた新「AI PC」が出港! 「COMPUTEX TAIPEI 2024」が6月4日から開幕
台湾の台北市で、PC関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」が6月4日からスタートする。2024年の話題や見どころはどうなのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.