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iOS/Andorid版「Winamp」が正式版リリース/Zoomに複数の脆弱性 最大深刻度は「High」週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月7日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

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「Firefox 128.0」リリース プライバシー保護属性APIを実験的にサポート

 米Mozillaは7月9日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザ「Firefox」の最新版となるバージョン128.0をリリースした。このバージョンでは、Privacy-preserving attribution(PPA)が実験的にサポートされる。オリジントライアルを通じて利用できるようになった。

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Privacy-preserving attributionをサポートしたFirefox 128.0がリリースされた

 PPAは、広告の効果を測定しつつ、ユーザーのプライバシーを保護することを目的としたもの。近年、プライバシー保護の観点から、Web業界ではサードパーティー製Cookieを廃止し、クロスサイトトラッキングを防止する動きが進んでいる。

 しかし、ターゲッティング広告の効果が薄れ、それによる収益で運営されている無料サービスなどが維持できなくなるとの問題も懸念されている。このため、クロスサイトトラッキングに代わる手段が模索されているが、PPAもその1つだ。

 仕組みとしては、広告表示をブラウザ(Firefox)が記憶し、暗号化されたレポートを作成。レポートは匿名で集計サービスに送信され、集計結果のみ広告主に提供される。これにより、ユーザーは閲覧情報などを第三者に送信することなく、広告主は集計情報を受け取ることができる。

 なお、PPAはFirefoxの設定から無効にすることもでき、無効にしてもWebサイトにはその情報が知らされることはないという。

 この他、Firefox 128.0では、データ消去ダイアログの変更や、プライベートブラウジングモード中にNetflixなどからの保護されたコンテンツの再生がサポートされている。

Adobe Premiere Pro、InDesign、Bridgeに脆弱性 月例セキュリティ情報を公開

 米Adobeは7月9日(現地時間)、7月度のセキュリティ情報を公開した。

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Adobeが月例のセキュリティ情報を公開した

 今回は「Premiere Pro」「InDesign」「Bridge」が対象となっており、それぞれ以下の脆弱性に対応している。深刻度はすべて「Critical」で、セキュリティアップデートの優先順位は3段階で一番低い「3」。Adobeは、管理者が自らの判断でアップデートをインストールすることを推奨している。

  • Premiere Pro
    1. CVE-2024-34123:信頼できない検索パス
  • InDesign
    1. CVE-2024-20781:ヒープベースのバッファオーバーフロー
    2. CVE-2024-20782:境界外書き込み
    3. CVE-2024-20783:ヒープベースのバッファオーバーフロー
    4. CVE-2024-20785:ヒープベースのバッファオーバーフロー
  • Bridge
    1. CVE-2024-34139:整数オーバーフローまたはラップアラウンド
    2. CVE-2024-34140:境界外読み取り

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