新型「Magic Keyboard」は何が変わった? 設計が一新され劇的に変化したモデルを13インチiPad Pro(M4)で試す(3/4 ページ)
Appleから、M4搭載のiPad Pro用キーボード「Magic Keyboard」が登場した。フルモデルチェンジを果たした実機を試してみた。
キーボードはMacBookシリーズ似に パームレストはアルミに変更
キーボード面についてもう少し詳しく見ていこう。
キーピッチは従来と同じく19mmを確保しており、Enterキー回りのキーに至るまで十分な幅がある。感触はMacBookと非常によく似ており、軽快なタイプが可能だ。筆者はあまりストロークの深いキーボードは好まず、フルキーボードを使っていると疲れてしまうほどなので、ストロークが概ね1mm程度である本製品は、非常に使いやすいと感じる。
最上段のファンクションキーは、Escキーが追加されたのはプラスだが、ホームボタンがないのがやや気になるところだ。もっとも、これは同じ配列であるMacBookも同じゆえ、ホームに戻る場合は、command+Hキーのショートカットを使うか、Mission Controlキーで代替するのがベターだろう。加えて、これらのショートカットの一覧を表示できるcommandキーの長押しも、優先的に覚えておくとよい。
パームレストは、従来は外装と同じポリウレタンだったのがアルミに変更されており、手で触るとひんやりする。今はちょうど夏の暑い時期なので、この仕様は特に気にならないが、冬場は冷たいと感じることがあるかもしれない。一方で、ポリウレタンにつきものの劣化や、手の脂のつきやすさを気にしなくてよくなったのはプラスだろう。
バックライトを内蔵するのは従来モデルと同様だが、新たに搭載されたファンクションキーの中にはバックライトの輝度調整キーはなく、輝度を調整するには、iPad本体側のハードウェアキーボードの設定から行う必要がある。このあたりの仕様は、従来モデルから変わっていない。
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