レビュー
保護等級“IP53”の「TOUGHBOOK FZ-55」は“激しい雨”で使い物になるのか?(1/5 ページ)
数値上の頑丈さは下がったけど、軽くて強いTOUGHBOOKが登場。実際にフィールドワークで検証していたら予想外の強い雨が降ってきて……?
パナソニック コネクト(以下、パナソニック)が発売した「TOUGHBOOK」(タフブック)シリーズの新モデル「FZ-55」は、クラムシェルスタイルの頑丈ノートPCだ。
しかし、その製品コンセプトはこれまでのTOUGHBOOKと少し異なるという。本記事では、これまでのTOUGHBOOKとの違い、そして、その違いが堅牢ノートPCとしての使い勝手にどれほど影響するかを荒天化におけるフィールドテストによって検証してみた。
1kg以上の大幅な軽量化に注目
パナソニックは、FZ-55を投入する背景の1つとして「頑丈なPCは重すぎて使いづらいという不満の声があった」と説明する。
クラムシェルスタイルの従来モデル「FZ-40」とFZ-55のサイズと重さを比較すると次のようになる。
- FZ-40:約354.0(幅)×301.0(奥行き)×54.4(高さ)mm、重さ約3.35kg
- FZ-55:約345.0(幅)×272.0(奥行き)×32.8(高さ)mm、重さ約2.08kg
【訂正:2024年7月30日午後12時20分 記事初出時、FZ-55の高さを誤って記載していました。訂正しておわびいたします。】
FZ-55は、大幅な小型軽量化を果たしていることが分かる。特に奥行きと高さ、そして何より重さがかなり減っている。使い勝手を考える上で1kg以上の減量はインパクトが大きい。
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