3年ぶりのモデルチェンジ! Amazonのスマートディスプレイ「Echo Show 8(第3世代)」は何が変わった?:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/4 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は第3世代に進化したスマートディスプレイ「Echo Show 8」の新モデルをチェックしよう。
「Echo Show 8(第3世代)」は、Amazonが販売する8型のスマートディスプレイ「Echo Show 8」の第3世代にあたる製品だ。外観が若干変更になっているものの、機能自体はほぼ同等で、従来よりもスペックを向上させた、マイナーチェンジといっていいモデルである。
従来モデルが2021年7月の発売だったので、本製品は実に約3年ぶりのモデルチェンジということになる。メーカーから借用した機材を用い、その詳細をチェックする。
なお本稿では機材の関係で、比較対象となる旧製品は第2世代モデルではなく第1世代モデルを用いている。外観は基本的に同じだが、相違がある部分はその旨をテキストで注釈を加えているので注意してほしい。
デザインがリニューアル 奥行きの増加はマイナスな変更点
まずは、外見の違いからチェックしよう。本製品は8型という画面サイズは同じだが、画面の後方でボディーがいったんくびれるなど、ボディーのデザインが従来の第1世代/第2世代モデルから変更になっており、見た目で変わったという印象を与えている。個人的には従来の形状の方がデザインは優れているように感じるが、これは好みの部分だろう。
第2世代モデルで約13メガピクセルへと進化したフロントカメラは、この第3世代では画素数は据え置きとなった。ただし、カメラの配置は画面の右上から中央へと移動し、ビデオ通話などで使いやすくなっている。これと関連しているかは分からないが、画面の傾きが従来よりも直立気味になっているのも、興味深い変更点だ。
ボディーサイズはほぼ同一で、重量も1037g→1034gとほぼ変化はないのだが、やや困りものなのが、奥行きが99mm→106mmと、わずかながら増していることだ。本製品はそのデザイン上、電源ジャックの突起を合わせると、実際の設置時には15cmもの奥行きが必要になる。背板のある棚に設置しようとした際、これは大きなハンディとなる。
しかし本製品はこれらが改善されるどころか、むしろ奥行きが増してしまっており、実際の設置時には従来と同じく、15cm程度の奥行きが必要になる。競合にあたる「Google Nest Hub」が10cm前後あれば十分設置できるのとは対照的だ。唯一といっていい欠点が、よりによって強調されてしまうのはいただけない。
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