「ThinkVision M14t Gen 2」は高解像度化してタッチ操作対応を果たした14型モバイルディスプレイだ! 試して分かった進化ポイント:モバイルディスプレイの道(1/4 ページ)
精力的にモバイルディスプレイをリリースしているレノボ・ジャパンから、14型モデル「ThinkVision M14t Gen 2」が登場した。実機を試して分かったことをまとめた。
レノボ・ジャパンの「ThinkVision M14t Gen 2」は、14型のモバイルディスプレイだ。2240×1400ピクセルという高解像度をサポートしつつ、タッチ操作およびペン入力に対応していることが大きな特徴となる。
同社のモバイルディスプレイ「ThinkVision」の14型モデルには、通常モデルである「M14d」と、タッチ操作に対応した「M14t」があり、本製品は(型番からも分かるように)後者の後継モデルではあるが、「M14d」の意匠も盛り込まれている。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
従来モデルよりも高解像度化しアスペクト比も16:10へ
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは14型で、解像度は2240×1400ピクセルと、従来モデルのM14tは1920×1080ドットだったので高解像度化を果たしたことになる。また16:9だったアスペクト比も、一般的なモバイルディスプレイよりも縦に長い、16:10へと改められている。
視野角は水平/垂直ともに178度で、輝度は300ニト、コントラスト比は1500:1、応答速度は最小6ms、sRGB 100%の色域に対応している。画面はグレア調で、外光の映り込みはかなりある。接続方式はUSB Type-Cのみで、HDMI接続に非対応なのは従来同様だ。
ボディーはThinkVisionシリーズではおなじみとなる、横から見るとL字型になるスタンドを採用しており、ポートおよびボタンはこのスタンド部に配置されている。従来モデルと同じく高さ調節のギミックを備え、並べるノートPCの画面の高さに合わせて最大約11mm上下させられる。他社製品にはない強みだ。
これらのスペックはM14tよりも、以前紹介した標準モデルのM14dに近いが、同モデルとの違いは、10点マルチタッチ操作に対応することだ。また付属の専用スタイラスペンを用いての手書きにも対応する。ちなみに別売の「Lenovo デジタルペン2」にも対応しており、こちらではより精密な描写が可能とされている。詳しくは、後ほど紹介する。
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