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バッファローが小規模ビジネス/SOHO向けNASの新製品を発表 「キキnavi」によるリモート設定で管理をしやすく(既存機種も一部対応)(2/2 ページ)
バッファローのNAS「TeraStation」の法人向けモデルに、エントリークラスの新製品が登場する。CPUの刷新により基本パフォーマンスの底上げを行った他、同社のリモート管理サービス「キキNavi」による遠隔管理にも対応していることが特徴だ。遠隔管理機能については、一部の既存モデルにもファームウェア更新によって実装される。
法人向けTeraStationの新機能追加(一部モデル)
今回発表されたTeraStation TS3030シリーズと、その上位モデルである「TeraStation TS5020シリーズ」では、近日中に行われるファームウェアの更新によって、以下のセキュリティ機能が追加される。
- 異常ファイル操作検知機能
- 書き込まれたファイルをチェックする機能
- 異常を検知した場合は、メールまたはキキNaviを通して管理者に通知
- 異常検知した時点でのスナップショットも自動保存(TS5020シリーズのみ)
- ファイアウォール(パケットフィルター)機能
- IPアドレス/ポート番号によるアクセス許可/拒否設定が可能に
- 不正ログインブロック機能
- 設定画面へのログインに複数回連続で失敗すると、当該のアカウント/IPアドレスからのアクセスを一定期間ブロック
- 感染ファイルのアクセスログ出力機能(※2)
- ウイルスチェックで検出されたファイルを書き込んだアカウント/IPアドレスを記録
(※2)別売のウイルスチェック機能拡張/延長ライセンスパック(OP-EVシリーズ)を購入すると利用可能(有償機能)
TS3030シリーズ/TS5020シリーズで近日中に行われるファームウェアの更新で実装される「異常ファイル操作検知機能」の概要。書き込まれたファイルについて、拡張子から想定される内容と相違がある(≒暗号化された疑いがある)場合に管理者に通知が行くようになっている。スナップショットに対応するTS5020シリーズの場合は、このタイミングでファイルのスナップショットを保存するようになっている
キキNavi(NASリモート設定)の概要
キキNaviに追加される「NASリモート設定」は、法人向けTerraStationをキキNaviを通して遠隔設定できる機能だ。設置場所まで出向かなくても、NASの再起動や設定変更を行える。管理を受託しているSIer向けに、キキNaviから「作業報告書」を作成する機能も用意される。
これにより、物理的な障害(ディスクの破損など)以外はリモート対応できるようになる。
対応機種
キキNaviからのリモート管理に対応するTeraStationは以下の通りだ。
- 発売時から対応
- TS3030シリーズ
- 9月下旬のファームウェア更新で対応
- TS3020シリーズ
- TS5010シリーズ
- TS5020シリーズ
- 後日対応(時期未定)
- TS6000シリーズ
- TS7010シリーズ
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