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Intel製CPUに脆弱性 最大深刻度は「High」/家族間のゲーム共有を手軽に行える新機能「Steamファミリー」登場週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月8日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

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MicrosoftがWindows向け月例セキュリティ更新プログラムをリリース

 米Microsoftは9月10日(現地時間)、現在サポートしているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。Windows 11(23H2/22H2向け)は「KB5043076」、Windows 11 21H2向けは「KB5043067」、Windows 10(22H2/21H2向け)は「KB5043064」、Windows 10(1809向け)は「KB5043050」となる。

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Microsoftが、Windows 10/11向けに9月度の月例更新プログラムの配信を開始した

 本更新プログラムでは、CVE番号ベースで79件の脆弱性に対応した。このうち、深刻度を「Critical(緊急)」と評価しているのは以下の7件だ。

  • CVE-2024-38018:Microsoft SharePoint Serverのリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2024-38216:Azure Stack Hubの特権昇格の脆弱性
  • CVE-2024-38220:Azure Stack Hubの特権昇格の脆弱性
  • CVE-2024-43464:Microsoft SharePoint Serverのリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2024-38119:Windows ネットワークアドレス変換(NAT)のリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2024-43491:Microsoft Windows Updateのリモートでコードが実行される脆弱性
  • CVE-2024-38194:Azure Web Appsの特権昇格の脆弱性

 このうち、「CVE-2024-43491:Microsoft Windows Updateのリモートでコードが実行される脆弱性」については、既に悪用の事実が確認済みとなっている。この他、悪用が確認されているのは、以下の3件だ。

  • CVE-2024-38014:Windows インストーラーの特権の昇格の脆弱性
  • CVE-2024-38217:Windows Mark Of The Webセキュリティ機能のバイパスの脆弱性
  • CVE-2024-38226:Microsoft Publisherのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

 既に攻撃手法が知られている脆弱性も含まれており、できるだけ早めのアップデートを心掛けたい。

GoogleがChromeOSとChromeOS Flexの最新版を公開

 米Googleは9月9日(現地時間)、ChromeOSおよびChromeOS Flexの最新安定版となるv128.0.6613.133を公開した。

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Googleが、ChromeOS/ChromeOS Flexの最新版をリリースした

 本アップデートでは、CVE番号ベースで10件の脆弱性に対応している。最大深刻度は「HIGH」だ。

  • CVE-2024-7965:V8での不適切な実装
  • CVE-2024-7966:Skiaにおける境界外メモリアクセス
  • CVE-2024-7967:フォントのヒープバッファーオーバーフロー
  • CVE-2024-7968:オートフィルの解放後使用
  • CVE-2024-7971:V8の型の混乱
  • CVE-2024-7972:V8での不適切な実装
  • CVE-2024-7974:V8 APIのデータ検証が不十分
  • CVE-2024-7975:権限の不適切な実装
  • CVE-2024-7976:FedCMの不適切な実装
  • CVE-2024-7981:Viewsの不適切な実装

 この他、Androidで4月に実施されたセキュリティ修正も含まれている。ChromeOSのアップデートは、自動的に行われるが、すぐに手動で更新したい場合は「設定」→「ChromeOSについて」から更新を行える。

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