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アイ・オーが2.5GbE搭載個人向けNASをモデルチェンジ 実効性能を向上し遠隔管理にも対応 2万1800円から
アイ・オー・データ機器が、2.5GbEポートを備える個人向けNASをモデルチェンジする。実効性能を従来モデルから高めた他、同社の個人向けモデルとしては初めてリモート管理サービスに対応している。
アイ・オー・データ機器は10月9日、個人向けNASの新モデル「LAN DISK L モデルE」(HDL-LEシリーズ)を発表した。10月下旬の発売を予定しており、想定価格は以下の通りとなる。
- 1ドライブモデル(RAID非対応)
- 1TB:2万1800円
- 2TB:2万3200円
- 4TB:3万100円
- 6TB:4万5300円
- 8TB:6万2700円
- 2ドライブモデル(拡張ボリューム/RAID0/RAID1対応)
- 2TB(1TB×2):3万5500円
- 4TB(2TB×2):4万3300円
- 8TB(4TB×2):6万400円
- 12TB(6TB×2):8万8600円
- 16TB(8TB×2):11万7400円
LAN DISK L モデルEの概要
LAN DISK L モデルEは、2020年1月に発売された個人向けNAS「HDL-AAX」「HDL2-AAX」シリーズの後継モデルとなる。本製品はLinuxベースのOSを採用しているが、同社のLinuxベースのNASは本製品から全て「LAN DISK L」ブランドで展開されるという(Windowsベースモデルは「LAN DISK Z」ブランドで展開)。
従来、アイ・オー・データ機器のNASのうちWindowsベースの法人向け製品には「LAN DISK Z」というブランドが付けられていた。Linuxベースの製品は単に「LAN DISK」として販売してきたが、OSを想起しやすくする狙いもあって本製品から個人向け/法人向け共に「LAN DISK Z」ブランドを付与して販売することになった
本製品は先代と同様に2.5GBASE-T(2.5GbE)対応のLANポートを備えつつ、スループット(実効性能)を以下の通り改善している(2ベイモデルはRAID 0構成時)。
- 1ベイモデル
- 読み出し:最大毎秒173.5MB→最大毎秒238.7MB
- 書き込み:最大毎秒141.4MB→最大毎秒194.7MB
- 2ベイモデル
- 読み出し:最大毎秒226.6MB→最大毎秒294.2MB
- 書き込み:最大毎秒143.5MB→最大毎秒266.2MB
パフォーマンスの改善に伴い、同時接続台数の目安も16台から25台に強化されている。加えて、従来は法人向けモデル向けに展開していたクラウド管理サービス「NarSuS」に個人向けモデルとしては初めて対応している。
背面のポート類は全モデル共通で、2.5GBASE-Tポートの他、USB 2.0 Standard-A端子、USB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1) Standard-A端子、電源入力端子を備える。1ドライブモデルはファンレス設計となる。
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