「Amazfit Helio Ring」を試して分かったスマートリングの実用性:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(2/2 ページ)
Amazfitブランドのスマートウォッチを展開する中国Zepp Healthが、新機軸のスマートリング「Amazfit Helio Ring」を発売した。健康維持にフォーカスしたアイテムを実際に試してみた。
先行する「Oura Ring」との比較も
Helio Ringの場合、毎月のサブスクリプション料金がかからないというのも特徴だ。Oura Ringの場合、月額6.99ドルのサブスクリプション加入が必要となる。加入しなくてもOura Ring自体は使えるが、表示できるデータがかなり限定的となる。これに対してHelio Ringは追加費用が必要ない。
数日、実際に利用した感想も述べておこう。なお、筆者は3年ほどOura Ringを利用している。使用感といっても、指輪を毎日つけているだけなので、Helio Ringに限らずスマートリング全般の感想といってもいいだろう。
着け始めた直後は違和感があると思うが、1日もすればほとんど気にならなくなる。反面、慣れてくると着けていなくても気にならなくなってしまうので、充電したまま装着を忘れるということがたまに起こる。
自然に身につけられるスマートリング
また、基本的には邪魔にならないスマートリングだが、家事の際には気を使う場面もある。特に食器を手洗いする際、ガラスのコップなどはスマートリングが当たってしまうので気を遣う。食洗器を使う場合は問題ないかもしれないが、こういうシーンでは素直にRingを外してしまった方がいいかもしれない。
筋力トレーニングを行う場合にも邪魔になる。単純にダンベルやバーベルなどのバーがリングにあたるだけでなく、リングに指の肉が挟まってかなり痛いのだ。本当はトレーニング中の心拍を記録するためにも着けていたいところだが、残念ながら外すことになる。
装着するのにお勧めの指だが、右利きの人の場合は左手人差し指か、右手中指、薬指が良いと思う。結婚指輪をしていないなら左手の中指、薬指もありだ(結婚指輪をしていると、左手の中指は干渉してしまう)。右手の人差し指はほとんどのシーンで問題はないのだが、ペンや箸を持つ際に邪魔になる。
スマートウォッチのように時間を確認したり、スマートフォンの通知を受けたり、運動を記録したりはできないが、身に着けていることを忘れていられるというのが大きな魅力だ。就寝時に時計を身に着けることに抵抗がある人でも、スマートリングなら受け入れられやすいだろう。
価格的にはハイエンドなスマートウォッチに手が届いてしまうのがネックだが、手軽にヘルスケアデータを記録したいという場合には、Helio Ringを試してみるのもよさそうだ。
(機材協力:Zepp Health Corporation)
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