これからはいつでも一緒 持ち運べる最高峰キーボード「REALFORCE RC1」は誰に適した製品か?:キーボード ナビ(3/4 ページ)
REALFORCE史上初となる70%レイアウトを採用した新製品「REALFORCE RC1」は市場に受け入れられる製品に仕上がっているのか? 実機をチェックしてみよう。
「REALFORCE R3」よりパワーアップしたカスタマイズ性
APCとキーマップ設定は、「REALFORCE R3」と同様に純正のユーティリティーアプリ「REALFORCE CONNECT」(Windows/macOS対応)から行えるが、2つの機能追加が施されている。
1つはAPC設定の細かさだ。APCはアクチュエーションポイントチェンジャーの略で、各キースイッチがオンとして認識される押下距離を変更できるというもの。
R3では0.8mm/1.5mm/2.2mm/3.0mmの4段階での設定が可能だが、RC1では0.8mmから3.0mmまで0.1mm単位で設定できるようになった。アクチュエーションポイントをあらかじめ最大16種類設定しておき、それを各キーに割り当てていくという2段階で行うため、正確には0.8mmから3.0mmの23段階で設定できるわけではないが、実用上で困ることはないだろう。
R3ではキー全体に対するAPC設定として全て(全キー同じ設定)、個別1、個別2の3つを保存しておき、それを切り替えて利用することができた。RC1では全て、個別の区別はなくなり、最大4つを保存/切り替えることができる。初期状態ではFn+Q/W/E/RがAPC切り替えキーとなっている。
そしてもう1つの違いがキーマップ数が2つから4つに増えたことだ。マップ切り替えは初期状態で「Fn+F1〜F4」に割り当てられている。キーマップ、Bluetooth接続先、APC設定が全て4つにそろえられたので、感覚的に切り替えキーが分かりやすくなった。
設定内容をオンボードメモリに保存できることは以前のモデルと同様だが、持ち運びがしやすいRC1では、その恩恵を受けるケースも多くなる。キーマップとAPCの設定数増加に合わせてさまざまなシチュエーションに対応しやすくなったといえるだろう。
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