中国AYANEOが液晶付きミニPCやポータブルゲーミングデバイスの新製品を一挙発表(4/4 ページ)
中国AYANEOが、天空を通して新製品を順次投入する。それに合わせて、AYANEOのアーサー・チャンCEOが来日し、日本のメディアに同社製品の魅力を語った。
新型「AYANEO 3」は12月に発表
チャンCEOが「12月により詳しい内容の発表会を予定している」と明かしたのが、Windows搭載の次世代ポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」だ。
→AYANEO、Ryzen AI 9搭載モデルも用意した7型ポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」を正式発表
AYANEO 3は7型液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイを搭載しており、APUはRyzen 7 8840UまたはRyzen AI 9 HX 370から選べる。APUにはNPU「Ryzen AI」も搭載しているので、Ryzen AIに対応するアプリではAI関連の処理パフォーマンスの向上も期待できる。
特筆すべきは2年の開発期間を費やしたという音響システムで、スピーカーを側面から正面に移設し、より高品質な音質を実現している。従来モデルで好評だった背面ボタンも改良され、AAAタイトルとレトロゲーム向けにボタン配列を切り替えられる機能を搭載するという。
この他、発表会では現行のポータブルゲーミングPC「AYANEO AIR 1S」をベースにした「百英雄伝」とのコラボレーションモデルも紹介された。特別なデザインが施された限定モデルは即完売となったそうだ。なお、本モデルの日本での発売は予定されていない。
さらに、スーパーファミコンのデザインから着想を得たモバイルバッテリー「AYANEO Retro Power Bank」も開発中だ。小型ディスプレイで電力供給状況を確認できる本製品は、自社のWindows搭載ポータブルゲーミングPCと同じバッテリーセルを採用し、安全性を重視しているという。
日本への導入も検討されているようだが、「PSE認証」の関係で時期は未定だ。
AYANEO Retro Power Bankは、日本のスーパーファミコンやヨーロッパ向けのSuper Nintendo Entertainment System(Super NES)のデザインから着想を得ている
AYANEOはAndroidゲーミングデバイスだけでなく、PC向け製品の開発も精力的に進めている。特にWindows搭載ポータブルゲーミングPCでの実績を生かした製品群に加え、レトロ機器へのリスペクトとモダンテクノロジーを融合させた幅広い製品展開を見せている。
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