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32年に渡る革新がより良いビジネス体験をもたらす――レノボのユーザーイベント「ThinkPad Innovation 2024」に密着(1/3 ページ)

レノボ・ジャパンが、法人ユーザー向けイベント「ThinkPad Innovation 2024」を開催した。その名の通り、法人ユーザーにThinkPadの魅力を伝えようというイベントなのだが、発売直後で日本初公開(当時)のモデルも展示され、大盛況だった。その様子をお伝えする。

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 レノボ・ジャパンは11月11日、法人向けイベント「ThinkPad Innovation 2024」を開催した。

 その名の通り、本イベントでは同社の担当者がノートPC「ThinkPad」の進化と革新の歴史をひもときつつ、それがビジネスにおいてどのようなメリットをもたらすのか解説した。本イベントに参加した法人ユーザーは、既にThinkPadを導入している所もあれば、現在導入を検討している所もある。どちらにせよ、自社に導入するノートPCを検討するために参加していることには変わりない。

 一体、どのようなことが語られたのか。そして、参加した法人ユーザーはどのような反応を示したのか――この記事では、イベントの模様を紹介したい。PC選びの1つの参考になれば幸いだ。

「ThinkPad Innovation 2024」の一コマ
「ThinkPad Innovation 2024」の一コマ。ThinkPadの32年間の歴史を解説している場面だ

ユーザーと一緒に“Win-Winな成長”を遂げてきたThinkPad

 イベントの冒頭、あいさつに立ったレノボ・ジャパンの白土智志氏(eコマース事業本部 統括本部長)は、今回のイベントで近日発売予定のフラグシップモデル「ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition」の実機を展示していることに触れた。

 本製品はThinkPad X1 Carbonシリーズとしては初めて1kgを切る重量を実現し(※1)、「Copilot +PC」の要件を満たしたAI PCでもある。日本では事実上初めて展示されることもあり、「この機会にぜひ触っていただき、製品担当者にもいろいろと質問してもらいたい」と語った。

(※1)最軽量構成の重量(重量は構成によって変動します)

ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition
日本では事実上初めて展示された「ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition」。このモデルは約986gの最軽量構成で、近日中に日本でも発売される(展示機は米国英語キーボードを搭載しているが、近日発売の最軽量モデルは日本語キーボードを搭載する)

 白土氏は「本日は(ThinkPadの)製品担当や営業担当、マネージャーも会場に来ている。皆さんからの奇譚(きたん)のない意見をきかせてもらいたい。皆さんと我々がWin-Winの成長を遂げていければと願っている」とも語った。

白土さん
レノボ・ジャパンの白土智志氏(eコマース事業本部 統括本部長)

 白土氏からバトンを受け継いで登壇した元嶋亮太氏(製品企画部マネージャー)は、「明日の当たり前を創造するThinkPadのイノベーション」というテーマで、ThinkPadの過去を振り返りつつ、昨今のモデルにおける革新を解説した。

 話の流れをかいつまんで紹介すると、以下の通りである。

  • ThinkPadとは何か?
  • 最近のPCの変化
  • ベストな製品(PC)を選ぶために必要な観点
元嶋さん
レノボ・ジャパンの元嶋亮太氏(製品企画部マネージャー)。背後にちらっと写っているのは、元嶋氏が業務で使っている「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9」だ

ThinkPadとは何か?

 ThinkPadは1992年、日本で産声を上げた。それから現在に至るまで、一部のモデルを除きThinkPadは日本の開発拠点が主導して開発している。

 元嶋氏は「この32年の間に(ノートPCにも)さまざまな変化があった。ノートPCでのモバイル接続も今では当たり前のものとなった」と語る。

 時代に合わせて、時には時代を“先取り”する形でThinkPadも進化を続けてきた。しかし、「オフィスから、仕事を解放する」というコンセプトと、開発する上で大切にしている「コアバリュー(核心的価値)」は不変だ。

 コアバリューの1つ目は「Purposeful Design」、日本語にすると「意図を持ったデザイン」だ。本体のデザインに変更を加える場合は、使い勝手や生産性の向上に資するのかどうかを第一に考えているという。元嶋氏の言葉を借りれば「ThinkPadの(存在)目的は、生産性を上げること。働き方が変われば、その変化に対応する一助になれる」ことを大切にしている。

 2つ目は「Trusted Quality」、つまり「信頼を持てる品質」だ。場所を問わずビジネスを継続できるように、丈夫さと信頼性を最優先に開発をしているという。

 そして3つ目は「Relentless Innovation」、つまり「絶え間ない革新」だ。ThinkPadは、ノートPCとしての「世界初」「業界初」を複数打ち立ててきた。ビジネスユーザーの使い勝手の向上に資する新機軸を積極的に取り入れている。

3つのコアバリュー
ThinkPadがずっと大切にしているコアバリュー

 この3つのコアバリューを補足する形で、続けてThinkPadの歴史が紹介された。初代「ThinkPad 700C」(1992年、※2)から始まり、世界初の指紋センサー搭載ノートPC「ThinkPad T42」(2004年)、世界初の2画面モバイルワークステーション「ThinkPad W700ds」(2009年)、モバイルにぴったりな初代「ThinkPad X1 Carbon」(2012年)、そしてフォルダブルディスプレイを搭載した「ThinkPad X1 Fold」(2020年)などがピックアップされ、一部の参加者から懐かしむ声が聞かれた。

(※2)日本では「PS/55note C52 486SLC」という名称で販売された

 元嶋氏は「中には時代を先取りしすぎた製品もあったが、常に10年先や20年先に“当たり前”となるテクノロジーを予測し、それが生産性向上につながるのであれば具現化してお客さまに提供したいと考えて、今でも日本を中心に開発を続けています」と語る。

 顧客の生産性向上に役立つものを提供できるよう、開発者たちは「開発哲学」を常にIDカードと一緒に持ち歩いているという。実現したいものとして「信頼される品質」「親しみやすさ」「先進性の高いイノベーション」があり、その根っこには「イノベーションや技術の種」「お客様のフィードバック」があるというものだ。

 生産性向上を支えるワークツールとなるThinkPadを提供していく――常に初心に返ることが、ThinkPadブランドが32年間続いてきたポイントなのかもしれない。

ThinkPad
ThinkPadの「開発哲学」

提供:レノボ・ジャパン合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年12月23日

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