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スペースキーが分割されたキーボードは便利なのか? キー入力の癖を考察して「REALFORCE R3」セパレートモデルの設定を試行錯誤した話キーボード ナビ(2/4 ページ)

「REALFORCE R3」のセパレートスペースキーモデル(R3HI17)、その使い勝手を試してみた。

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分割スペースキーをどう使うか?

 R3HI17のスペック面は通常モデル「R3HA11」とほぼ同じだ。テンキー付きのフルサイズキーボードで、USB有線接続とBluetooth 5.0のワイヤレス接続に対応している。キー荷重は45gで、違いは分割スペースキーの有無だけだ。

 価格はR3HA11が3万7180円であるのに対し、R3HI17は3万8280円と1100円高くなっている。

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R3HI17の最大の特徴、分割スペースキー

 工場出荷時には、左右のスペースキーはどちらもスペースがマッピングされている。通常のスペースキーのタイピングフィーリングが受け入れられない、スペースキーが小さく分割されただけで満足、という人でもない限り、このままの設定で使うことには意味がない。

 この左右のスペースキーを何に割り当てるのか、それこそがR3HI17の価値を決めると言ってもいいだろう。一般的には片方にそのままスペースを、もう1つに別の機能を割り当てることになるはずだ。

 割り当てたキーの利用シーンとしては2つ考えられる。1つは日常的に利用するというもの。もう1つはゲームや特定アプリケーション向けにキーマップ自体を切り替えて使用する方法だ。ただし、R3HI17はキーマップは2つまでしか保存できない。特定アプリケーションに対して自動的に切り替えるという機能もないので、「このアプリでここにもう1つキーを置きたい」という明確な意図がないと持て余してしまうかもしれない。

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キーマップはA/Bの2つを保存できる。左上のLEDインジケーターで確認できる

 左右のスペースキーどちらをスペース入力用として残すか、まずは専用カスタマイズソフトウェア「REALFORCE CONNECT」のヒートマップ機能で判断するとよいだろう。

 しばらく今までと同じように使った上で、どちらのスペースキーが多く使われているかを確認できる。完全に片方に寄っていれば単純だが、そうでない場合は自身のタイピングに多少の補正を行っていく必要がある。

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専用カスタマイズソフトウェア「REALFORCE CONNECT」から各キーの打鍵頻度が確認できる

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