3年保証付きで実売2万5千円前後！ パススルー充電にも対応 アイ・オーの14型モバイルディスプレイ「LCD-YC141DX」を試す：モバイルディスプレイの道（2/3 ページ）

アイ・オー・データ機器が、モバイルディスプレイ「LCD-YC141DX」を発売した。受注生産の抗菌モデルもあるが、今回はスタンダードな一般販売モデルを試した。

[山口真弘，ITmedia]

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

パススルー充電にも対応

　では実際に使ってみよう。ポート類は全て左側面に集中している。USB Type-Cポートは2基あるが、機能的に違いはないので、どちらに接続しても構わない。

　ざっと使った限り、色味などは特に問題ないのだが、斜め方向からだと暗く見える傾向がある。オフィスなどで何人かで同時に画面を覗き込むような使い方が多いと、気になることはあるかもしれない。

　なお、同社のモバイルディスプレイは伝統的に、USB Type-Cポートが側面のかなり高い位置に配置されることが多く、本製品もその例に漏れない。そのぶんうっかりケーブルに引っ掛けやすいので、利用にあたっては気をつけたい。

USB Type-Cポートは2基あるが機能に違いはない

レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon（2019）」と並べたところ。同じ14型かつアスペクト比が16：9ということで高さもピッタリ合う

横から見たところ。やや隅が暗くなりがちな傾向だ

背面。ポート類は側面にあるので、隣に並べたノートPCと干渉しやすい

フットプリントが狭いためノートPCと背中合わせに配置しても奥行きを取らない

ベゼル幅は上部および左右ともに実測で6.5mmある

　本製品は2基のUSB Type-Cポートを用いてパススルー充電も利用できる。本製品をUSB Power Delivery（PD）充電器に接続することで、本製品経由でノートPCなどのデバイスに給電できる機能だ。メーカーによると、75W以上の充電器を接続することでノートPCに65Wの給電が可能とされている。

　今回試しに最大出力65Wの充電器を接続してみたところ、55Wの充電器として認識された。ノートPCでは一般的な45W程度で充電したい場合、最大出力60W程度の充電器があれば十分だろう。実用性の高い機能と言ってよさそうだ。

本製品に最大出力65Wの充電器を接続し、そこからノートPCへと給電を行ったところ、ノートPCからは55Wの充電器として認識された