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法人向け「Microsoft 365 Copilot Chat」登場 GPT-4oベースのAIチャットを基本無料で提供 AIエージェントは従量課金で機能を追加可能
Microsoftが、法人向け「Microsoft 365」の追加機能としてGPT-4oベースのAIチャットを基本無料で提供する。AIエージェント機能も一部利用可能で、従量課金することで高度な機能にも対応する。【更新】
Microsoftは1月15日(米国太平洋時間)、法人向けの新しいAIエージェントサービス「Microsoft 365 Copilot Chat」を発表した。Microsoft 365の法人向けサブスクリプションサービスを利用している場合は追加料金なし(無料)で利用可能だが、AIエージェントに関する一部機能は有料(従量課金)となる。
【更新:1月16日13時40分】画像に更新があったため、差し替えました
Microsoft 365 Copilot Chatの概要
Microsoft 365 Copilot Chatは、既に有料で提供しているMicrosoft 365のオプションサービス「Microsoft 365 Copilot」(1ユーザー当たり月額4722円または年額5万3964円:いずれも年間契約)のうち、AIベースのチャット/エージェントサービスの大部分を無料で提供するものだ。あらゆる規模の法人がCopilotとAIエージェントをより気軽に使えるようにすべく、無料化に踏み切ったという。
主な提供機能は以下の通りだ。
- Webベースのチャット機能
- OpenAIの「GPT-4o」をベースとして構築
- 市場調査や文章作成、会議の準備を手伝ってくれる
- Officeドキュメントをアップロードすると要約やデータ分析なども可能
- 「Copilot Pages」を通して他者とのコラボレーションにも対応
- Copilot Agent
- 自然言語を使ってAIエージェントを作成可能
- 繰り返しのタスク/プロセスの自動化に適する
- Copilot Control System
- 大規模組織での利用にも耐えうるセキュリティ/プライバシー/コンプライアンスに対応可能
- IT管理者による制御が可能
なお、Copilot Agentの高度な機能を使う場合は、別途従量課金が必要となる。また、本サービスでは有料版にある「パーソナルアシスタント機能」は一切利用できない。
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