連載
スタンド込みで500g以下! 13.3型の激軽モバイルディスプレイ「PTF-M133A」を試す:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
プリンストンから、スタンド込みで500gを切る軽量モバイルディスプレイが発売された。13.3型の「PTF-M133A」を試して分かったことをまとめた。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
コスパ的にも優秀な製品 ただし縦置きは実質非対応
以上のように、突出した特徴こそないものの、スタンド一体型で使いやすい製品だ。実売価格も2万4800円とこなれており、入手性も高い。個人的には、持ち歩き用のカバーなりポーチなりが欲しかった気がするが、これは自前で調達すれば問題ないだろう。
実際に使ってみて多少気になったのは、縦置きでの利用を想定していないことだ。背面の一体型スタンドがそもそも横置き前提の設計であることに加えて、ポートは左側面、OSDメニュー操作に使うボタンは右側面に配置されているため、サードパーティー製のタブレットスタンドなどを使って立てて設置したとしても、どちらかがデスク面と干渉する。
またVESAマウント穴もないため、ディスプレイアームなどへの固定もできず、縦置きで使うには、クリップで挟み込むタイプのスタンドを用いるくらいしか方法がない。他社製品と比較検討するにあたっての、大きな違いの1つということになるだろう。
一方、保証期間が3年と長いのは、ほとんどが1年保証の他社製品と比べた場合の大きなアドバンテージだ。付属の充電器は最大出力65WのUSB PDに対応しており、単体で買うと2千円前後はすると考えられるので、ケーブルしか付属しない製品に比べるとお買い得に感じる。総じてよくまとまった、コスパ的にも優秀な製品といえそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
14型(16:10)×2で実用性が増したサンコーの2画面モバイルディスプレイ「DMAC24HBK」を試す
サンコーから、持ち運べる14型の2画面モバイルディスプレイ「DMAC24HBK」が発売された。従来の15.6型モデル「DUALDPHBK」から何が変わったのか。実機を試した。
モバイルディスプレイもフォルダブルの時代に! 開くと17.3型になるASUSの有機ELモバイルディスプレイを試す
ASUS JAPANから11月に発売される「ZenScreen Fold OLED MQ17QH」は、開くと17.3型になるフォルダブルモバイルディスプレイだ。大画面を持ち運べる、注目のモデルを実際に試してみた。
実売4万円切り! サンコーの15.6型2画面モバイルディスプレイ「DUALDPHBK」の実用性をチェックする
持ち運べる15.6型の2画面モバイルディスプレイが相次いで登場している。サンコーの「DUALDPHBK」を、前回紹介したアイティプロテックの比較しつつ試してみた。
13.3型で500g台! 小型でUSBキーボードも接続できるプリンストンのモバイルディスプレイを試す
モバイルディスプレイでは、小型な部類に入る13.3型ディスプレイを備えたプリンストンの「PTF-M133T」。ユニークな付加価値を備えた本製品の魅力に迫る。
小型タブレットサイズで可搬性抜群! アイティプロテックの8.9型モバイルディスプレイ「LCD8HC-IPS」を試す
さまざまなモバイルディスプレイを展開しているアイティプロテックから、8.9型と小型で取り回しやすいモデルが登場した。実機を試して分かったことをまとめた。
