5000回繰り返して使えるというエレコムの「ナトリウムイオンモバイルバッテリー」を試して分かったこと(4/4 ページ)
3月13日、エレコムが安全性が高く環境にも優しいナトリウムイオン電池を採用したモバイルバッテリー「DE-C55L-9000」の予約を開始した。今、なぜナトリウムイオン電池なのか、エレコムが開催した発表会の模様を紹介する。
ナトリウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーの実力は?
今回、製品サンプルとしてDE-C55L-9000を利用する機会があったので、短い時間ではあるが、持ち歩いて試してみた。また、重さや外観を自宅にある既存のモバイルバッテリーと比較してみよう。
こちらは2016年2月発売の「cheero Power Plus 3 13400mAh DANBOARD version」の重量。1万3400mAhと大容量だし、9年ほど前の製品だが、DE-C55L-9000BKより92gほど軽い
最大45W出力に対応している、ということは筆者が普段使いしている「ONEXPLAYER 2」の最大消費電力28Wを十分にまかなえる。ONEXPLAYER 2の内蔵バッテリー容量は1万7100mAhで、DE-C55L-9000BKの約2倍だ。電源に接続せず4時間くらいの作業を行えているが、「あとちょっと」というところで残量がゼロになってしまうことがある。せめて1時間でも伸ばせれば……と期待して、作業に使ってみた。
作業開始から1時間5分でDE-C55L-9000BKの残量がなくなり、給電が止まった。いつもであれば、ONEXPLAYER 2のバッテリー残量が減ってきたところでDE-C55L-9000BKに登場してもらうので、今回の使い方は通常の逆であるが、それでも「あとちょっと」を実現することが分かる結果になったと思う。
実は、このバッテリーを持ち歩いた際に、手が滑って40cmほどの高さから落下させてしまったのだが、「燃やそうと思えば燃やせる」「通常の使い方で発火することはありません」という言葉を開発者が発していたのを思い出し、不安感なく持ち歩くことができた。
今はまだ、現行のモバイルバッテリーに比べて重いし高いので手が伸びないかもしれないが、バッテリーサイクルが5000回であること、安心して持ち運べることなどは何にも代えがたいと感じた。
なお、初回100台は、エレコムダイレクトショップにおいてクーポンコードを利用することで、通常価格から1000円オフの8980円で購入できる。気になる人はぜひチェックしてほしい。
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