まるでビジネスPCみたいなゲーミングノートPC、モンハンも余裕で遊べる「ASUS TUF Gaming A14」:ゲーミングノートPC ナビ(3/5 ページ)
TUFシリーズらしいタフさ、ゲーミングPCに求められる高性能が詰まっているのかを検証していこう。
見た目の割に中身はモンスター級スペック
外観は全くゲーミング感のない、かなり普通のノートPC然としているTUF Gaming A14だが、中身はしっかりとゲーミング仕様だ。
今回レビュー用に借りたモデルは上位モデルだ。搭載されているCPUはAMDの「Ryzen AI 9 HX 370」で、動作クロックは最大5.1GHz、CPUコア数は12コア、24スレッドと、並のデスクトップPCよりも動作クロックは高く、コア数も多い。
メインメモリは32GBで、動作クロックもLPDDR5X-7500MHzと高い。メモリーの動作クロックが高いと、大量のデータをCPUやGPU、ストレージとの間でやりとりする際のボルトネックを減らすことができる。ノートPCであっても十分なゲーミング体験が実現できるだろう。
そしてゲーミングPCとして重要なGPUだが、TUF Gaming A14に搭載されているのは「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU」だ。
デスクトップ向けの「GeForce RTX 40シリーズ」と同様に、フレーム生成や超解像技術により、特に重量級のゲームタイトルのゲーム体験を向上できる「DLSS 3」にも対応している。
実際の性能については後ほど、パフォーマンステストの項で触れていくが、ノートPC内でゲームを遊ぶのであれば十分過ぎるほど高性能なGPUだ。
搭載されているSSDは高速なPCI Express 4.0接続のNVMe M.2 SSDだ。レビュー機には1TBのSSDが搭載されていたが、ユーザー側でSSDをもう1つ増設できることも見逃せない。ユーザーの手でSSD増設を行えることを公によしとしているあたりも、多数のゲームをインストールしておきたい人にはうれしい仕様だろう。
TUF Gaming A14がゲーミングノートPCとしては軽量なことも含め、好きなゲームを好きな場所で、好きなタイミングで遊べるような環境を、スタイリッシュなボディー内に構築できるのは夢がある。
ディスプレイは約14型、解像度は2560×1600ピクセルだ。アスペクト比は最近はやっている16:10で、ゲーム以外の一般的なPC利用時に、広く画面を使えるため作業効率が高い。
色域も広く、sRGBで100%のカバー率をうたっているため、本格的なクリエイター向けには及ばないものの、写真や動画の閲覧はもちろんのこと、ゲーム中の淡い色の表現にも不満なく表示できるだけの性能がある。
もちろんリフレッシュレートも最大165Hzと高いため、フレームレートを重視するFPSゲームなどを遊んでも不満は出づらいだろう。
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