自宅サーバマシンとして「Minisforum MS-01」を2台導入してみた 拡張性と接続性が魅力、Intel AMTの設定も解説(1/5 ページ)
Minisforum MS-01のCore i9-13900HとCore i9-12900Hを搭載した2モデルをサーバマシンとして購入してみたので、実機をもとにMS-01の魅力と、UEFI画面から遠隔操作できる「Intel AMT」について詳しく紹介していこう。
MINISFORUM(ミニズフォーラム)と言えば、四角いミニPCをメインに展開しているイメージが強いが、実はIntelのハイエンドモバイル向けCPUや玄人向けのインタフェースを搭載した高性能モデルのラインアップも充実している。
例えば「Minisforum MS-01」や、Socket AM5対応のAMD CPUを搭載できる「Minisforum MS-A1」などが挙げられるが、今回はMS-01のCore i9-13900HとCore i9-12900Hを搭載した2モデルをサーバマシンとして購入してみたので、実機をもとにMS-01の魅力と、UEFI画面から遠隔操作できる「Intel AMT」について詳しく紹介していこう。
MS-01の強みは10G SFP+ポートにあり!
MS-01は先ほど紹介したMS-A1と比べて、自宅サーバを運用している筆者にとって非常に大きな強みがある。それは10Gbps通信に対応した2つのSFP+ポートが背面に備わっているところだ。
SFP+ポートが搭載されている利点は、RJ45ポートにLANケーブルを挿して10Gネットワークを構築すると発生してしまう、熱問題を回避できるところだ。
一般的な10Gbps対応のスイッチを見てみると、RJ45ポートではなくSFP+ポートを搭載するモデルが多いことに気付くはずだ。
仮にサーバ側のNICがRJ45ポートしかない場合、スイッチ側に10GbE SFP+光モジュールを挿す必要がある。しかし、このモジュールが強烈なまでに発熱し、最悪の場合、スイッチが熱暴走する可能性がある。
最初からサーバ側にSFP+ポートが搭載されていれば、低発熱のマルチモード光ファイバーケーブルが直結できるので、この熱問題におびえる必要が無い。
一方で、MS-A1にはSFP+ポートが搭載されておらず、最大で2.5Gまでにしか対応していない。筆者の環境はインターネット回線から配下の宅内LAN含めて、基本的に10Gで運用しているため、今回はMS-01を選ぶに至ったわけだ。
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