GIGABYTEの最新ゲーミングノートPCはローカルAIで動くアシスタントから、敵のスタングレネード対策まで 幅広いゲーマーに訴求:ゲーミングノートPC ナビ(1/3 ページ)
GIGABYTE Technologyが独自に開発した生成AIによるアシスタント機能「GiMATE」は完全ローカルで動作する。ハードウェアに関連する設定変更を自然な言葉で依頼したり、ヘルプを質問ベースで検索したりできるのが強みだ。
GIGABYTE Technologyが2025年に発売するノートPCは、全モデルに“GiMATEキー”と呼ばれる専用キーが配置されている。
これは同社が独自に開発した生成AIによるアシスタント機能「GiMATE」を呼び出すキーだ。同機能は完全にローカルで動作するものとして、ハードウェアに関連する設定変更を自然な言葉で依頼したり、ヘルプを質問ベースで検索したりできるのが強みだ。
そんな独自機能も搭載したGIGABYTEの2025年モデルはどのような製品に仕上がっているのか。4月9日に日本ギガバイトが開催したメディア向け発表会の模様を紹介しよう。
ターゲット別に4シリーズを用意
発表会では、発売済みのゲーミングノートPC「AORUS MASTER 18/16」を含む計5モデルのノートPC、そして計2モデルのゲーミングディスプレイが紹介された。
ゲーミングノートPCとして新たに披露されたのは、「AORUS ELITE 16」「GIGABYTE AERO X16」「GIGABYTE GAMING A16」の3モデルだ。
GIGABYTE Technologyのマーヴィン・ファン氏(日本エリア ノートPC営業担当)によれば、2025年モデルのノートPCは主に4つのシリーズがあり、最もハイエンドに位置付けられる「AORUS MASTER」、メインストリームの「AORUS ELITE」、エントリー向けゲーミングの「GIGABYTE GAMING」、そしてクリエイター向け「AERO」を用意している。
ターゲットユーザーは、AORUSシリーズがコアゲーマー、AEROシリーズはゲーマーまたはクリエイターなどマルチタスクユーザー、GIGABYTE Gamingはコスパ重視の学生ゲーマーやエントリー層になる。
AORUS MASTERシリーズ
AORUS MASTER 18/16は、ハイエンドゲーミングPCが直面する“熱”をいかに抑えるかに注力した製品だ。新たに開発した冷却システム「WINDFORCE EX」は、長さの異なる2種類のブレードを交互に配置したフロストファンを採用している。また、比較的小型の16型モデルでも大型ベイパーチャンバーを搭載しているのも特徴だ。
「3D VortXエアフロー」と呼ばれる機構によって、ゲームプレイ時によく使う「WASD」キーと、右側のキーを効率的に冷却する“アイスタッチエリア”を作り出しているという。
ディスプレイもゲームに適したハイスペックだ。AORUS MASTER 18は、リフレッシュレート最大240Hz、応答速度3ミリ秒、最大輝度1200ニトのミニLEDパネルを採用している。
AORUS MASTER 16は、リフレッシュレート最大240Hz、応答速度1ミリ秒、最大輝度500ニトの有機EL(OLED)パネルを採用している。
AORUS ELITE 16
一方で、AORUS ELITE 16は、Intel Core Ultra 9 275HXのCPUと、GeForce RTX 5070 Laptop GPUを搭載したゲーミングPCだ。ディスプレイ解像度は2560×1600ピクセル、リフレッシュレートが最大165Hzの16型IPSパネルを採用している。
GIGABYTE GAMING A16
GIGABYTE GAMING A16は、Ryzen 7 260のCPUとGeForce RTX 5070 Laptop GPUを搭載し、最大グラフィックパワーが80Wとパワフルながら、約26万円から購入できるという、コストパフォーマンスに優れたゲーミングノートPCだ。発売は5月中旬以降を予定している。
狭額縁ディスプレイ、ゴールデンカーブキーボード、キーキャップ面積の増加、180度まで開けるディスプレイ、厚さが約19.4mmと薄型のボディーが特徴となる。100WのUSB PD(Power Delivery)充電に対応している。
GIGABYTE AERO X16
GIGABYTE AERO X16は、ルーナーホワイトとスペイスグレーの2色展開で、クリエイティブもゲームもこなしたいマルチタスクなユーザーに向けたノートPCだ。価格は27万円からで、発売は5月中旬以降を予定している。
CPUにRyzen AI 9 HX 370またはRyzen AI 7 350、GPUにGeForce RTX 5070 Laptop GPUを搭載し、メモリは最大64GB、ストレージは最大4TBを選べる。ディスプレイは2560×1600ピクセルで、アスペクト比は16:10、リフレッシュレートは最大165Hzで、sRGB色域カバー率100%の16型IPSパネルを採用している。
クリエイター向けという位置付けの製品のため、NVIDIA Studio認定やPANTONE認証、TUV認証も取得済みだ。Copilot+PCとしての認定も受けている。
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