日本HPがキーボード交換やバッテリー着脱に対応する製品を予告 2025年春のAI PC新モデルやワークステーション出そろう(1/2 ページ)
日本HPが法人/個人向けPCおよび、ワークステーションや周辺機器のPolyブランドについて日本での新製品を発表した。ここでは、発表会の模様をまとめた。
4月11日、日本HPが国内向けに投入するノートPCやデスクトップPC、ワークステーションおよびPolyなどの新製品を発表した。
AI機能を備えたPCやデバイス、ポートフォリオ全体で仕事を進化
発表会で同社執行役員 パーソナルシステムズ事業本部 事業本部長の松浦徹氏は、日本市場において13四半期連続でマーケットシェア1位を記録したことに触れつつ、同社の事業方針である「Future of Work」の推進について言及した。
具体的にはAI搭載デバイスの提供、ポートフォリオ全体でより良い体験の提供、IT担当者を適切なツールで支援すること、データ活用プラットフォームの提供という4つに注力することで、企業および個人が生産性を高めながら生き生きと仕事をし、成長と成功を実現していくとした。
さらに「AIを活用して仕事のやり方を進化させる必要がある」とし、法人/個人向けおよびプロフェッショナル向けの新しいAI PCと共に、AI対応デバイスの新製品を発表した。また、同社が無料で提供するAIソリューション「HP AI Companion」について、ネット環境がなくても使える「オンデバイス」モードの実装や、AIを使った「Poly Camera Proアプリ」の機能強化についても触れた。
今回発表されたモデルの詳細はこちらの記事に譲り、ここでは各カテゴリーでの概要とPolyの新製品を見ていこう。
法人向けPC
法人向けでは、ノートPC「EliteBook 8」と小型デスクトップPC「EliteDesk 8 Mini」シリーズが発表された。ノートPCでは、ユーザーによるキーボードや内蔵バッテリーの交換に対応したモデルも今後投入する予定だという。
外でノートPCを利用する際に重宝するSure View機能が「Sure View 5」となり、Webカメラと連動して外部の視線を検知すると斜め背後からのみ画面が見えづらくなる。従来モデルに比べて、バッテリー消費もかなり抑えているという
電源オフ時でも外部からPCを見つけたり、内容をリモートで削除できたりする「HP Protect and Trace with Wolf Connect」や、ネットワークをどこでも利用可能な「HP eSIM Connect」も引き続き提供される
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