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「HHKB Studio」は出先でも快適に使える? 「尊師スタイル」はどう? 旅先に持ち出して分かったこと(2/2 ページ)

PFUのシリーズ最上位のキーボード「HHKB Studio」を、旅先に持ち出して使って分かったこととは?

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設置面積はほぼ最小で済むも荷物はかさばるかも

 今回は特急電車に乗り込んで、移動中および旅館での作業を試みた。

 指定席に用意されたテーブルは小型なタイプが多いが、14型のノートPCとHHKB Studioなら限られたスペースでも十分に活用可能だ。HHKB StudioはノートPCの手前やパームレスト部分に設置するのもアリだが、いっそのことキーボード上部に載せる「尊師スタイル」が望ましい。

 今回利用したNECパーソナルコンピュータの14型モバイルPC「LAVIE NEXTREME Carbon」(PC-XC950DAG)なら、別途キーボードブリッジなどを使わずに、HHKB Studioのスタンドを立てるだけで設置/利用できる。

折りたたみテーブルの上にHHKB Studioが入ったKeyboard Pod2
折りたたみテーブルの上にHHKB Studioが入ったKeyboard Pod2(左)と、14型ノートPCのLAVIE NEXTREME Carbon(右)を置いた状態
今回持ち出したHHKB Studio 日本語配列/墨
今回持ち出したHHKB Studio 日本語配列/墨。Keyboard Pod2にもピッタリのサイズ感だ
テーブルのサイズが小さく、LAVIE NEXTREME Carbonを開くとそれだけテーブルが埋まってしまう
テーブルのサイズが小さく、LAVIE NEXTREME Carbonを開くとそれだけテーブルが埋まってしまう。別途外付けキーボードやマウスは設置できない
そのような場合でも、ノートPCのキーボード直上に外付けキーボードを設置する“尊師スタイル”なら問題なく利用できる
そのような場合でも、ノートPCのキーボード直上に外付けキーボードを設置する“尊師スタイル”なら問題なく利用できる
尊師スタイルで真上から見た状態
尊師スタイルで真上から見た状態。ノートPCのキーボードを、HHKB Studioが物理的に乗っ取っとっているかのようだ
通常、尊師スタイルの場合はキーボードの間にキーボードブリッジを挟み込まないと、外付けキーボードとノートPCのキーが干渉してしまう
通常、尊師スタイルの場合はキーボードの間にキーボードブリッジを挟み込まないと、外付けキーボードとノートPCのキーが干渉してしまう
HHKB Studioの底面には高さが2段階のスタンドが用意されており、キーボードに傾斜を付けることができる
HHKB Studioの底面には高さが2段階のスタンドが用意されており、キーボードに傾斜を付けられる
スタンドを直立させることで、ノートPCのキーボード面に隙間ができる
スタンドを直立させることで、ノートPCのキーボード面に隙間ができる
これならば設置スペースが限られる場所でも作業が可能だ
これならば設置スペースが限られる場所でも作業が可能だ

 尊師スタイルを活用すれば、電車の狭いテーブルでも十分に仕事を進められた。もともと、HHKB Studioはパームレスト部分がなく、オプションでさまざまな素材のパームレストが発売されている。尊師スタイルには、バード電子の「セパレート型ウッドパームレスト」(5280円)がちょうどいいあんばいかもしれない。

 いずれにせよ、HHKB StudioをノートPCと組み合わせることで、普段使い慣れた入力環境をどこにでも持ち出せて利用できるのはありがたい。自宅や会社の狭いテーブルだけでなく、車内やカフェなどのテーブルなどでも気兼ねなく使えるサイズ感なのも好ましい。

 また、会社で提供されたノートPCのキーボードに不満を覚えている人も、だまされたと思って試してもらいたい。HHKB Studioは高価なのでいきなりは……という人には、レンタルサービスの「ゲオあれこれレンタル」の最短14泊15日〜(4980円〜)をお勧めしたい。これなら、キー配列やカラーなども含めて、実際の使用感を確かめられるし、気に入ったらそのまま購入することも可能だ。

 前述したように、ケースのKeyboard Pod2とHHKB Studioの組み合わせは意外とかさばり、重量も1kgを超えてしまう。極限まで切り詰めたバックパッカーの旅には向かないが、出張やワーケーション、2拠点間の移動といった場合には大いに力になってくれるはずだ。

こちらは旅先の旅館で、PFUのモバイルディスプレイ
こちらは旅先の旅館で、PFUのモバイルディスプレイ「RICOH Light Monitor 150BW」を接続したところ。ビジネスホテルなどの極小テーブルでもデュアルディスプレイ環境を手軽に実現できる
ノートPCを脇にやって、モバイルディスプレイとHHKB Studioのセットだけにしたところ。こちらの方が、より作業に集中できそうだ
ノートPCを脇にやって、モバイルディスプレイとHHKB Studioのセットだけにしたところ。こちらの方が、より作業に集中できそうだ
セパレート型ウッドパームレストの利用イメージ
セパレート型ウッドパームレストの利用イメージ。メイプルとウォールナットが用意されている(写真はウォールナット)。この形状だと、ノートPCのタッチパッドを利用できるのがメリットだ

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