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アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」の新型が好調な売れ行き その理由を解き明かす(2/3 ページ)

アイロボットジャパンのロボット掃除機「ルンバ」の新型が好調な売れ行きを示している。その理由はどこにあるのか。同社への取材を通して分かったことをお伝えする。

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ミドルレンジモデルは「ロボット掃除機経験者」の評価が高い

 ミドルレンジモデルでは「Roomba Plus 405 Combo + AutoWash 充電ステーション」「Roomba Plus 505 Combo + AutoWash充電ステーション」の2モデルを取りそろえおり、いずれも子育て中の家族や、複数の部屋を持つ家庭などをターゲットに据えている。特にRoomba Plus 505 Comboは、回転するモップパッドが外側に出ることで壁際の拭き掃除が可能になるといった特徴や、LiDARとカメラを共に搭載することで両者の弱点を補いつつ、物体を認識して「避けるべきもの」を迅速に判断し、家具だけでなく薄い物体やコードも検知して避け、空間における最適な掃除を行えることを訴求している。

 これら2モデルについて、アイロボットジャパンは以下のように評する。

 Roomba Plus 505 Combo + AutoWash充電ステーションは、過去に複数台のロボット掃除機を使用した経験を持つユーザーを中心に評価を頂いており、とりわけ水拭き後のモップパッドの温風乾燥機能に対して高い評価が集まっている。この機能によって「これからの梅雨シーズンに乾かないままのモップを放置せずに、雑菌の繁殖を抑えられる」という声もあった。

 量販店店頭では、「全自動モデルでありながらも価格が想定よりも安い」という印象を持つお客さまが多いと聞いている。

Roomba Plus 505 Combo + AutoWash充電ステーション
Roomba Plus 505 Combo + AutoWash充電ステーションは、モップパッドの温風乾燥機能に対する評価が高いという

フラグシップモデルは「水拭きは不要だから強い吸引力を」というニーズに応える

 フラグシップモデルとしては「Roomba Max 705 Vac ロボット+ AutoEmpty充電ステーション」を発売した。吸引力は従来製品比で最大180倍となっており、2本のゴム製デュアルアクションブラシでカーペットのごみをかき出せることが売りだ。水拭き機能はないものの、ペットの抜け毛が気になる人、あるいは「ブラシに毛が絡まないロボット掃除機が欲しい」といったニーズに応えている。ペットを飼っている家庭や、カーペットが多い家庭などに適しているという。

 本モデルについて、アイロボットジャパンは以下のように語る。

 じゅうたん/カーペットが多い家では「水拭き機能が不要で、その代わりに高い吸引性能が欲しい」というニーズはある。この分野に競合製品がないという点でも、(Roomba Max 705 Vac ロボット+ AutoEmpty充電ステーションは)人気となっている。充電ステーションがコンパクトで場所を取らない点も好評だ。

Roomba Max 705 Vac ロボット+ AutoEmpty充電ステーション
Roomba Max 705 Vac ロボット+ AutoEmpty充電ステーションは、強い吸引力が評価されている

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