アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す:売り方にも改革を実施(1/2 ページ)
アイロボットジャパンが、実売価格で4万円を切る水拭き対応ロボット掃除機を発売する。累計出荷台数が日本の全世帯数の1割を超えた今が、ロボット掃除機の普及を進めるチャンスと見た上での“攻め”だ。
アイロボットジャパンは4月17日、新型ロボット掃除機「Roomba Combo Essential robot」「Roomba Combo i5+」「Roomba Combo j5+」を発表した。いずれも公式オンラインストアや認定販売店で4月19日から販売を開始する予定だ(価格は後述する)。
Roomba Combo Essential robotの概要
Roomba Combo Essential robotは、ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)シリーズ」の新たなエントリーモデルとして登場する。「Roomba i2」の事実上の後継機となるが、販売価格を500円程度値下げしながらも、床の水拭き機能を追加したことが特徴だ。ボディーカラーはブラックの他、ユーザーからの要望を受けて「Roombaとしては約11年ぶり」となるホワイトも用意している。
指定価格(※1)は3万9300円で、サブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」で新品をレンタル利用する場合は月額1480円となる。
(※1)指定価格制度:商品をメーカーが指定する価格で販売する。販売店は価格決定権を失う一方で、無条件で余剰在庫をメーカーに返品できるため、在庫を抱えるリスクがなくなる。アイロボットジャパンでは、4月17日に発表された新製品から合意の取れた販売店において指定価格を導入する
新たなエントリーロボット掃除機「Roomba Combo Essential robot」は、水拭き機能を追加しながらも販売価格をRoomba i2比で500円程度値下げしている。ユーザーからの要望が多かったもあり、Roombaとしては11年ぶりにホワイトモデル(左)も用意された
Essentialの名前の通り、本モデルは機能を必要最小限に抑えることで手頃な価格を実現している。従来のエントリークラスのロボット掃除機では、ゴミの吸引機能しかない単機能タイプが主流だった。昨今は水拭き機能付きのロボット掃除機が人気を集めていることもあり、本モデルでは水拭き機能を搭載している。
水拭きモードは、本体の水タンクに清水を入れた上で付属のモップパッドを取り付ければ自動的に有効となる。水の分量は、スマートフォンの「iRobot Home」アプリから行える。
Roomba Combo i5+/j5+の概要
Roomba Combo i5+とRoomba Combo j5+は、それぞれ「Roomba i5+」「Roomba j5+」の後継となるクリーンベース付きスタンダード/プレミアムモデルで、先述のRoomba Combo Essential robotと同様に新たに水拭き機能を追加しつつも価格を抑えたことが特徴だ。
指定価格はi5+が7万9000円、j5+が10万8700円となる。ロボットスマートプラン+で新品をレンタル利用する場合はi5+が月額4480円、j5が月額6980円(キャンペーンで初月のみ3490円)となる。
両モデルの違いは「搭載するセンサー(物体認識の精度)」「清掃エリアの指定範囲」「進入禁止/拭き掃除禁止エリアの設定可否」の3点で、それ以外の基本仕様は共通する。
水拭き機能は、Roomba Combo Essential robotが「モップパッドの着脱と清水の注入」で行っていたのに対して、両モデルではダスト容器の取り換えで対応している。水拭きをしたい場合は、付属の「掃除機&床拭き対応ダスト容器」に清水を注入した上で、標準の「掃除機専用ダスト容器」と取り換えることで自動的に有効化される。
なお、掃除機&床拭き対応ダスト容器を装着中はクリーンベースにおけるゴミの自動収集は無効化される。
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