重たいモバイルディスプレイと老眼からの解放! 独自チップを搭載したARグラス「XREAL One」を試す(2/3 ページ)
いつも1kg以上の重さのあるモバイルディスプレイを持ち歩いている筆者が、82gのARグラス「XREAL One」を試す機会を得た。独自チップを搭載することで、拡張ディスプレイとして使えるという。本当に使えるレベルになっているのかどうか、じっくり検証した。
大きめのサングラスのようなXREAL One
XREAL Oneのパッケージには、本体の他に保護ケース、専用ケーブル、ノーズパッド、クリーニングクロスが含まれる。
ノーズパッドは、標準でMサイズのものが本体に取り付けられているが、SサイズとLサイズも用意されている。装着してみて違和感があるようであれば、取り換えてみると良いだろう。
ケーブルはXREAL One専用だ。本体と接続する部分にちょうど良いカーブがついており、挿し込むと本体と一体化する。
右側のテンプルには、ボタンが全部で3つ搭載されている。上側のボタンはクイックボタン、またはショートカットキーで、クリックや長押しに対して機能を割り当てられる。
下側の赤いボタンはXボタンで、メニューを呼び出したり、画面位置をリセットしたりするのに使える。+/−ボタンは、通常であれば音量調整に、メニュー表示時にはメニュー内のカーソル移動に使う。長押しすれば、エレクトロクロミック調光のレベル変更を行える。
左右のテンプルには、上下にスピーカーを搭載している。
質量は、公式では約82gとされているが、ノーズパッドを含む実測値では84.5gであった。
映像投影の仕組みは、他のXRグラス同様だ。まずグラスの上部からインナーレンズへ向けてプロジェクターのように投影する。その映像を反射させたものをユーザーは見られる。大画面のように見えるのは、目と投影された映像の距離が近いからというわけだ。
前述の通り、X1チップを搭載した結果、アプリ不要でMacやWindowsの拡張ディスプレイとして使えるようになった。Galaxyのフラグシップモデルなら、XREAL OneをつなげてPCのようなUIになるDeXモードも使うことができる。
果たして、拡張ディスプレイ(サブディスプレイ)の代わりになるのだろうか。
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