GoogleがオープンソースのAIエージェント「Gemini CLI」発表/Windows 10のウイルス対策「Microsoft Defender」は2028年10月まで提供:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月22日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Googleが「Chrome 138」を公開 AI用APIを導入
Googleは6月24日、デスクトップ向けChromeブラウザの安定チャネルをアップデートした。WindowsおよびmacOS向けに「138.0.7204.49」「138.0.7204.50」、Linux向けに「138.0.7204.49」を展開している。
本バージョンでは、大規模言語モデル(LLM)を利用して文章の翻訳や要約を行えるAPIが導入されている。導入されたAPIは以下の3つだ。
- Translator API:Webページに言語翻訳機能を提供するJavaScript API
- Language Detector API:テキストの言語を検出するためのJavaScript API
- Summarizer API:AI言語モデルを活用し、入力テキストの要約を生成するJavaScript API
また、このアップデートには脆弱(ぜいじゃく)性への対処を含む11件のセキュリティ修正が含まれており、CVE番号が公開されているのは以下の3件となる。カッコ内は深刻度だ。
- CVE-2025-6555: Use after free in Animation(Medium)
- CVE-2025-6556: Insufficient policy enforcement in Loader(Low)
- CVE-2025-6557: Insufficient data validation in DevTools(Low)
Rapidusがシーメンスと協業 2nm以降の半導体設計/製造に向けて
Rapidusは6月23日、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア(シーメンス)と2nm世代以降の半導体設計/製造プロセスにおける戦略的コラボレーションを締結したと発表した。
シーメンスは、業界標準の半導体設計検証ソリューション「Calibre」プラットフォームを提供しているが、協業では、Calibreを基盤としたPDK(Process Design Kit)の共同開発を行い、設計/検証のエコシステムを構築する。RapidusのMFD(Manufacturing For Design:設計のための製造)コンセプトの具現化を目指し、製造初期段階から高い歩留まりと短TAT(Turn Around Time)を実現するという。
Rapidusはこの取り組みにより、設計から製造まで国内完結できる体制を整え、設計データのセキュア管理、製造トレーサビリティーの確保、情報漏えいリスク低減など、サプライチェーンの信頼性強化を進める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Windows 11(バージョン24H2)の「ブルースクリーン」は2025年夏後半から「ブラックスクリーン」に クラウド修復機能も実装へ
Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)では、障害に対する自己回復能力を高める取り組みが順次進められる。これに伴い、Windows 8以来続いてきた「ブルースクリーン」のインタフェースが刷新され、「ブラックスクリーン」に改められることになった。これに併せて、クラウドベースの修復機能も実装される。
「キッザニア東京」をマウスコンピューターが貸し切り “ひと仕事”終えた子どもたちに話を聞いた
「キッザニア東京」にパビリオンを構えるマウスコンピューターが、同施設を貸し切る「マウススペシャルデー 2025」を開催した。同社から招待を受けた親子が多く訪れる中、その様子を見守ってきた。
iPhoneへの「マイナンバーカード」搭載で、日本は再び世界の「デジタルライフスタイルのリーダー」に
iPhoneにおける「個人番号カード(マイナンバーカード)」のサービスが始まった。このことは、日本が世界最先端の「デジタルライフスタイルのリーダー」になるきっかけと言っても過言ではない。
富士通製PCの一部でWindows Update後に起動障害、UEFI更新で対応へ
24日時点で対象機種や対象外の情報更新も行われている。
エッジAIから最新のNASまで――「Interop 2025」で見かけた気になるモノをチェック!
幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「Interop Tokyo 2025」では、さまざまなITデバイスやソリューションが展示された。この記事ではレノボグループ、VAIO、サードウェーブ、Synology、UGREENの5社の展示を紹介する。

