日本の住宅にぴったりな約24.8cmのミニサイズ、だけどパワフルなロボット掃除機「SwitchBot K11+」を試した(2/3 ページ)
本体の直径が約24.8cmの新型ロボット掃除機「SwitchBot K11+」は、まさに日本の手狭な住宅にぴったりな製品です。しばらく筆者宅で使ってみたので、試用レポートをお届けします。
上位モデルと変わらない機能性
本体やごみステーションを小型化しつつも、ロボット掃除機としての基本機能や性能も妥協していないのがKシリーズの魅力でもあります。K11+はLDSレーザーセンサーとSLAM技術の組み合わせによって、部屋の間取りの高精度なマップを構築できます。
実際に初期設定で部屋のマッピングを行ってみましたが、上位モデルと遜色なく、スムーズかつ正確に間取りを認識してくれました。
マッピングが完了したら、家全体/部屋部屋/エリア指定から選択して清掃を開始できます。
アプリからは吸引力(静音/標準/パワー/マック)、清掃回数(1回/2回)、スケジュール清掃、マップ管理、リモコン手動操作、おやすみモードなど、全ての設定を行います。これらの機能は上位モデルとほぼ変わらず、「ミニサイズだから機能が少ない」ということはありません。十分に満足できるものです。
今までのロボット掃除機が入り込めなかったところまで清掃
というわけでK11+を実践投入してみたのですが、これまでS10で掃除できなかったような家具の下や狭い通路まで入りこんで掃除してくれるようになり、感動すら覚えました。
特に驚いたのが静音性です。吸引力を静音モードに設定していると、稼働音は45dB以下になるということで、実際に本当にごみを吸っているのか心配になるほど静かでした。
筆者は主に落ちた髪の毛やほこりなどを拾ってほしいので、静音モードでも十分かなと思いましたが、掃除した部屋を見てみると、髪の毛が数本残っているところもありました。これは掃除回数を2回に設定することで解決しますが、数本なら自分で拾った方が早いかもしれません。
注意点もあります。本体が小さいということは、吸引できる幅が狭くなり、バッテリーサイズも小さくなります。清掃時間は一般的なロボット掃除機と比べて体感で1.3〜1.5倍ぐらいといったところ。
ただ、ロボット掃除機は付きっきりで使うものではないので、ここはあまり気にしなくてもいいでしょう。
バッテリーについても、一般的な戸建ての1階/2階(+初期設定マッピング作業を含む)を清掃して30%ほどの消費でした。想像以上に長持ちですね。これなら数年後にバッテリーが劣化したとしても、使い続けられそうです。
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