「Windows 11」と「Windows Server 2025」の最新メディアが登場/GoogleがAIエディター「Windsurf」のCEOなどを引き抜き:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月13日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
「Google Chrome 138」にゼロデイ脆弱性 「Microsoft Edge」も
Googleは7月15日、デスクトップ向けChromeブラウザの安定チャネルをアップデートした。WindowsおよびmacOS向けに「138.0.7204.157/.158」、Linux向けに「138.0.7204.157」を展開している。
今回のバージョンでは、6件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正されており、CVE番号が公開されているのは、以下の3件だ。
- CVE-2025-7656: Integer overflow in V8.
- CVE-2025-6558: Incorrect validation of untrusted input in ANGLE and GPU.
- CVE-2025-7657: Use after free in WebRTC.
深刻度はいずれも「High」(高)にとどまるが、「CVE-2025-6558」に関しては既に悪用の報告があるとのことで、一刻も早いアップデートが必要だ。
なお、この脆弱性はMicrosoft Edgeにも影響があり、修正されたデスクトップ向け「Microsoft Edge」(v138.0.3351.95)が7月16日にリリースされている。こちらも忘れずにアップデートしておこう。
LINEヤフーが全従業員に「生成AI活用の義務化」
LINEヤフーは7月14日、全従業員約1万1000人を対象に業務における「生成AI活用の義務化」を前提とした新しい働き方を開始すると発表した。
全従業員の業務における生成AIの100%活用を実現することで、今後3年間で業務生産性を2倍に高め、継続的なイノベーションの創出を目指すという。
本施策では、業務の3割を占める「調査/検索」「資料作成」「会議」などの共通領域から着手し、具体的な社内活用ルールを策定。例えば「調査/検索」においては「まずはAIに聞く」「資料作成」においては「ゼロベースの資料作成は行わない」といったルールを策定することで、業務効率の向上を図るとしている。
なお、本ルールの目的は生成AIの活用ではなく、生成AIの活用を前提とした働き方に変え、従業員がより創造的な新しいチャレンジに集中できる環境を整備し、イノベーションの創出を図るとしている。既に同社では部門内に生成AIの活用を促す生成AI活用推進者を全部署に設置しているが、今後はさらに、社内表彰や社員アンバサダー制度などの施策を通じた活用促進も実施予定とのことだ。
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