オンライン会議こそこだわりたい! 「Poly Voyager Legend 50」は使いやすい片耳ヘッドセットだった(1/2 ページ)
日本HPから、片耳ヘッドセット「Poly Voyager Legend 50」が発売された。実機を試して分かったことをまとめた。
今や、当たり前になったビデオ会議やオンライン授業。自宅やオフィスでの参加時には、多くの人がヘッドフォンやイヤフォンを活用しているだろう。しかし、外出先や移動中の車内など、騒がしい環境からの参加では、音声が聞き取りづらかったり周囲の騒音がマイクに拾われてしまったりして、相手に迷惑をかけてしまったという経験はないだろうか。
こういったシーンで役立つのが、HPのPolyブランドから発売されている片耳タイプのBluetoothヘッドセット「Voyager Legend 50」シリーズだ。
本製品は4つのノイズキャンセリングマイクを備え、機械学習を活用してノイズを識別/ブロックする「Poly NoiseBlockAI」テクノロジーに対応しており、騒がしい環境下でもクリアな音声通話を実現する。
さらに、人間工学に基づいたデザインや、音量調整/ミュート/通話応答などの物理ボタン操作、最大10時間のバッテリー持続、最大2台のデバイスと同時接続できるマルチポイント対応など、オンライン会議に必要な機能はほぼ網羅しているといえるだろう。
現代のビジネスシーンにおいて、ヘッドセットはもはや必須のツールとなりつつある。その中で、Voyager Legend 50はどのような存在感を示すのか、詳しく見ていこう。
なお、今回は個人向けとなるヘッドセット単体(Poly Voyager Legend 50RTL CP/直販価格1万8590円)モデルを取り上げているが、法人向けとして充電ケースとUSBドングルが付いたモデル(Poly Voyager Legend 50 UC/直販価格4万480円)も用意される。
コンパクトなインナーイヤー型デザインを採用
非常にコンパクトなVoyager Legend 50は、耳に引っ掛けるデザインを採用している。パッケージには3つのサイズのイヤーチップが付属しており、一見するとカナル型もしくはオープンイヤー型にも思えるが、実際は耳に挿入するのではなく、耳の穴の入り口(外耳孔)に軽く押し当てるインナーイヤー型に近い装着感だ。
これにより、長時間の装着でも耳への負担が少なく、快適な装着感を実現している。筆者も試用期間中、数時間に渡って装着し続けたが、痛みや違和感は覚えなかった
イヤピース部は左右に回転するため、左右どちらの耳にも装着可能だ。また、マイクアームも上下に稼働し、最適な位置に調整できる。着脱検知にも対応しており、ヘッドセットを装着すると自動的に通話に応答し、ヘッドセットを取り外すとミュートになる。このあたりの自動化は、移動中や慌ただしい環境下では特にありがたい機能だ。
直感的な操作性と軽量ボディー
本体は実測で20.6gと非常に軽量で、装着感も良好だ。操作系には物理ボタンを採用しており、音量調整やミュート、通話の応答/終了などを確実に行える。タッチジェスチャーによる誤操作の心配がないのは、ビジネスシーンでは大きなメリットといえるだろう。
ヘッドセットとして最も重要なマイク性能だが、こちらも非常に良好だ。試用期間中にオンライン会議の機会がなかったため、スマートフォンとペアリングして自分の声を録音してみたが、周囲の話し声やエアコンの動作音などは綺麗に除去され、非常にクリアな音声となっていた。
試しに交通量の多い交差点でも録音してみたが、車の騒音は全く気にならなかった。AIによるノイズキャンセリング技術「Poly NoiseBlockAI」と「WindSmartテクノロジー」は非常に優秀といっていいだろう。 風の強い屋外や騒がしいカフェなど、場所を選ばずに使用することができそうだ。
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