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見た目がほぼ変わらない「Pixel 10」シリーズは実際何が変わった? 試して分かった「Pixel 10 Pro XL」の真実ある日のペン・ボード・ガジェット(5/5 ページ)

プロイラストレーターのrefeiaさんに、Googleの新型スマートフォン「Pixel 10 Pro XL」を試してもらいました。そこから見えてきたこととは……。

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まとめ

 ではまとめていきましょう。

 Google Pixel 10 Pro XLは、見た目は9シリーズとほぼ同じながらも、内部に大きく手が入ったモデルです。

 AppleのMagSafeやQi2に互換する「Pixelsnap」による磁気吸着/無線充電機能は、多くの人にメリットがあるでしょう。SoCの製造プロセスが他社の上位機と肩を並べた点については、性能向上だけでなく、AI機能向上に伴うバックグラウンドタスクの増加に耐えるバッテリー持続力を期待できます。

 AIの機能向上については、マジックサジェストのような先回りして働いてくれるタイプの機能も見どころです。これは、これまでの主だったAI機能をユーザーが能動的に使わなくてはいけないものだったのと異なり、日々の普通のスマホ利用がラクになっていく可能性を秘めています。

 一方で、従来から弱点とされていたゲーム用途においては、克服を最優先にしないという方向性を感じます。発表ではGPUの性能向上はアピールされず、上位機では採用例の少ないGPUアーキテクチャが搭載されました。

 「ゲームもやりたい」ぐらいの人はそれほど心配することもないと思いますが、今ゲームをやりこんでいて、買い替え後も快適にしっかり続けたい人は、互換性やパフォーマンスについて、のんびりめに様子を見ておくのがよさそうです。

 Pixel 10 Proと10 Pro XLは、概ねサイズと重量だけで選べばOKです。Pixel 10無印は、カメラが3眼になって望遠撮影に対応しやすくなりました。大きい画面が良いとか、カメラの品質や高度な撮影機能にこだわりがあるような場合以外は、10無印を中心に検討するのがよいでしょう。

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ProとPro XLには引き続き放射温度計もついているので、地面の温度を測って不安になる遊びもできます

(製品協力:グーグル合同会社

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