「Dell 14」「Dell 16」にAMDモデル登場 メインストリームノートPCにRyzen 200/Ryzen AI 300シリーズ搭載で8万4800円から
デル・テクノロジーズが、メインストリームノートPC「Dell 14」「Dell 16」のAMDモデルをリリースした。Ryzen 200シリーズ/Ryzen AI 300シリーズ搭載で、Ryzen AI 300シリーズ構成はCopilot+ PCにも準拠している。
デル・テクノロジーズは8月29日、14型ノートPC「Dell 14」と16型ノートPC「Dell 16」のAMD製APU(GPU統合型CPU)搭載最新モデルを発表し、同日発売した。同日時点における最小構成の直販価格は以下の通りだ。
- Dell 14(DC14255):8万4800円(プラスチック)/13万9000円(アルミニウム)
- Dell 16(DC16255/プラスチック):10万4800円
- Dell 16(DC16256/アルミニウム):18万4000円
新モデルの概要
今回登場する新モデルは、従来「Inspiron 5000シリーズ」として販売されてきたメインストリームノートPCの後継製品となる。APUは「Ryzen 200シリーズ(Ryzen 8040シリーズの再設計品)」または「Ryzen AI 300シリーズ」から選択可能で、Ryzen AI 300シリーズを搭載する構成は「Copilot+ PC」に準拠する。
ボディーはプラスチック製とアルミニウム製が用意されており、カラーはカーボンブラック(プラスチックのみ)、プラチナシルバー、ミッドナイトブルー(アルミニウムのみ)の3色から選択可能だ。
Dell 14(DC14255)
Dell 14(DC14255)では、以下のAPUを選択できる。
- プラスチックまたはアルミニウム
- Ryzen 5 220(6コア12スレッド/最大4.9GHz、NPUなし)
- Ryzen 7 250(8コア16スレッド/最大5.1GHz、NPUあり)
- アルミニウムのみ
- Ryzen AI 5 330(4コア8スレッド/最大4.5GHz)
- Ryzen AI 7 350(8コア16スレッド/最大5GHz)
メモリスロットはDDR5-5600規格のSO-DIMM×2で、16GBまたは32GBのモジュールを1枚搭載している。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GBまたは1TBから選択可能だ。OSはWindows 11 Home/Proをプリインストールする。
ディスプレイは1920×1200ピクセル解像度の14型液晶(非光沢/最大300ニト)を搭載する。Webカメラと内蔵マイクの構成はボディーによって以下の通り異なる。
- プラスチック:720p(1280×720ピクセル)カメラ+シングルマイク
- アルミニウム:1080p(1920×1080ピクセル)カメラ+プライバシーシャッター+デュアルカメラ
生体認証はオプションで、電源ボタンと一体となった指紋センサーを搭載可能だ。キーボードは日本語配列で、アルミニウムボディー構成はLEDバックライトも備えている。
ポート類はHDMI出力端子、USB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps) Type-C端子、USB 3.2 Gen 1(USB 5Gbps) Standard-A端子×2、SDメモリーカードリーダー、イヤフォン/マイク端子を備えている。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力も可能だ。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(プラスチック構成)またはWi-Fi 6E(アルミニウム構成)とBluetooth 5.3に対応する。
バッテリー容量(定格値)は41Wh(プラスチックのみ)または54Whから選択できる。本体サイズと最軽量構成の重量は以下の通りだ。
- プラスチック:約314(幅)×226.15(奥行き)×16.9〜19.9(厚さ)mm/約1.54kg
- アルミニウム:約314(幅)×226.15(奥行き)×15.86〜18.9(厚さ)mm/約1.56kg
Dell 16(DC16255/DC16256)
Dell 16のAMDモデルはプラスチックボディー構成が「DC16255」、アルミニウムボディー構成が「DC16256」と、型番が別となっている。日本向けの場合、APUはDC16255がRyzen 200シリーズ、DC16256がRyzen AI 300シリーズとなる。
左からDell 16(DC16255のカーボンブラック)、Dell 16(DC16256のミッドナイトブルー)の実機。発表会場にはUS(米国英語)キーボード構成しか用意されてないなかったが、日本では日本語キーボード構成のみが販売される
モデルごとに選べるAPUは以下の通りだ。
- DC16255(プラスチック)
- Ryzen 5 220(6コア12スレッド/最大4.9GHz、NPUなし)
- Ryzen 7 250(8コア16スレッド/最大5.1GHz、NPUあり)
- DC16256(アルミニウム)
- Ryzen AI 7 350(8コア16スレッド/最大5GHz)
メモリスロットはDDR5-5600規格のSO-DIMM×2で、DC16255は16GB、DC16256は32GBのモジュールを1枚搭載している。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GBまたは1TB(DC16256のみ)となる。OSはWindows 11 Home/Proをプリインストールする。
ディスプレイは1920×1200ピクセル解像度の16型液晶(非光沢/最大300ニト)を搭載する。Webカメラと内蔵マイクの構成はモデルによって以下の通り異なる。
- DC16255:720p(1280×720ピクセル)カメラ+シングルマイク
- DC16256:1080p(1920×1080ピクセル)カメラ+プライバシーシャッター+デュアルカメラ
生体認証はオプションで、電源ボタンと一体となった指紋センサーを搭載可能だ。キーボードは日本語配列で、DC16256はLEDバックライトも備えている。
ポート類はHDMI出力端子、USB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps) Type-C端子、USB 3.2 Gen 1(USB 5Gbps) Standard-A端子×2、SDメモリーカードリーダー(DC16256のみ)、イヤフォン/マイク端子を備えている。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力も可能だ。ワイヤレス通信はWi-Fi 6またはWi-Fi 6E(DC16256の一部構成)とBluetooth 5.3に対応する。
バッテリー容量(定格値)はDC16255が41Wh、DC16256が64Whから選択できる。本体サイズと最軽量構成の重量は以下の通りだ。
- DC16255:約357.3(幅)×250.6(奥行き)×16.74〜19.9(厚さ)mm/約1.98kg
- DC16256:約356.76(幅)×249.52(奥行き)×16.18〜19.05(厚さ)mm/約1.98kg
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