連載
プロ絵師がワコムの「MovinkPad Pro 14」を自腹レビュー ついに現れた“クリスタ最強デバイス”か:ある日のペン・ボード・ガジェット(4/6 ページ)
プロ絵師のrefeiaさんがワコムのペンタブレット新モデル「MovinkPad Pro 14」を購入しました。製品発表時に購入を決めたrefeiaさん、触り心地はいかに?
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
「実験室」扱いながら液タブ化機能を提供
本機は「Wacom Lab」という実験的な取り組みにも対応していて、現在はPCと接続して液タブのように使う機能「Instant Pen Display Mode」が利用できます。ディスプレイ信号の入出力ではなく、USBやWi-Fiを通じて仮想的にディスプレイになる形式です。
手元のWindows PCで試した限りでは、文字や画像はシャープに見え、タッチディスプレイとしても自然に操作できました。ただし、少し遅延が増えること、スクロール時に薄いコントラストの部分に圧縮ノイズが見えやすいこと、ペンのホバーカーソルが見えない、座標取得が純粋な液タブより荒くなるなど、サードパーティーのサブディスプレイ化ツールと概ね共通の弱点を抱えていました。
現状ではちゃんとした液タブの代用にはならないとしても、ペンが利用できるサブディスプレイとしては利用価値は高いです。また、公式ツールとしては、将来的にはホバーカーソルや座標精度の問題は解決されてもおかしくない気がしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
まさかの6万円台で上位モデルの描き味! ワコムの一体型Androidタブレット「MovinkPad 11」をプロ目線でレビュー
ワコムが、まさかの価格帯で投入してきた新型ペンタブレット「MovinkPad 11」。標準でPro Pen 3付きと期待が高まる実機をイラストレーターのrefeiaさんが試したよ。
「Galaxy Tab S10 FE+」はお絵描き用Androidタブレットの最適解となるか? プロ絵師がガッツリ試したよ
イラストレーターのrefeiaさんが、最新Androidタブ「Galaxy Tab S10 FE」シリーズを試してみました。結果はいかに?
ワコムの新型液タブ「Cintiq 16/24」が「Cintiq Pro」キラーな気がしてならない プロ絵師がつぶやいた理由
ワコムが、待望のスタンダードモデル「Chitiq」シリーズを発売します。Cintiq 16と同24をrefeiaさんがネチっこくチェックしたよ。
PCいらずで「液タブ」の夢を見たい! HUIONの新型タブレット「Kamvas Slate 13/11」を試して分かった現実
HUIONから、液晶タブレットの新モデル「Kamvas Slate 13」と「Kamvas Slate 11」が発売されました。これ1台でお絵描きが完結できるのか、実機を試してみました。
名前に「Pro」を付け忘れた? イラストレーターがHuionの新作液タブ「Kamvas 16(Gen 3)」を試して分かったメリットと気になるところ
Huionから、コストパフォーマンスに優れた液晶ペンタブレットの新モデル「Kamvas 16(Gen 3)」が発売されました。実機をプロイラストレーターのrefeiaさんが試してみました。

