エレコムのトラックボール「HUGE」「bitra」シリーズに新モデル登場！（2/3 ページ）

エレコムがトラックボールの新製品を発表した。これまでのモデルとの違い、バージョンアップしたユーティリティーについて見ていく。

[渡辺まりか，ITmedia]

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小型タイプの「bitra」シリーズも復活

小型タイプの「bitra」シリーズ。写真左が人差し指操作タイプで、右が親指操作タイプだ

　bitraシリーズは、通常モデルに比べ約30％サイズダウンした、持ち運びしやすい5ボタントラックボールだ。マウスと異なり、動かしたり読み取り面を気にしたりする必要がなく、さらにコンパクトなので狭いテーブルや膝の上などで便利に使うことができる。

bitraシリーズの特徴。コンパクトで携帯しやすくなっている

　従来モデルは2023年に販売が終了したものの、人気が高かったことで復刻版として再登場した形だ。

2023年に販売終了していたbitraシリーズ

　とはいえ、「同じ製品を復活させたわけではない」と古畑さんは強調する。主に3つの点で進化させた。

1. 接続性向上
2. 利便性向上
3. カラーラインアップの追加

1.接続性向上

　前モデルでは、モデルによってUSBレシーバーを用いた2.4GHz帯の無線接続またはBluetooth接続のいずれかでしか接続できなかったが、新製品では1台でどちらにも対応し、最大2台の端末に接続可能になった。

USBレシーバーでの無線接続と、Bluetooth接続の両対応となった

2.利便性向上

　これまでも携帯用ポーチが付属していたが、予備の単4形乾電池を収納するスペースを設けた。これにより、電池切れの不安を解消できる。

携帯用ポーチ内に、予備の乾電池を収納できるようにした

3.カラーラインアップの追加

　以前のモデルではブラックのみの展開だったが、今回からホワイトのカラーバリエーションを追加した。これにより、好みや使っているデバイスに合わせられるようになった。

ホワイトカラーを追加して、好みに合わせて選べるようにした

ユーティリティーの「エレコム マウスアシスタント」も進化

エレコム マウスアシスタントは、エレコム製マウスやトラックボールのボタンをカスタマイズするユーティリティーだ

　エレコム製マウスをカスタマイズするユーティリティー「エレコム マウスアシスタント」は、2025年1月14日にVer.5からVer.6へと大幅にアップデートした。なお、現在配布されているのはver.6.1.0だ。

　Ver.6では、UIをシンプルなものへと刷新し、複数台の同時カスタマイズへも対応した。また、増加し続ける設定項目にアクセスしやすくすることで、各機能がより使いやすくなった。

ユーティリティーのアップデートにより、UIが変わり使いやすくなった

　エレコム マウスアシスタントでは、マウスボタンにショートカット機能を登録できるだけでなく、マウスの動かし方でアクションを実行する「ジェスチャー機能」も利用可能だ。これにより、物理的なマウスボタンの数以上の機能を割り当てられる。

ボタンやホイールに機能を割り当てられる

物理ボタンだけでなく、操作そのものにも機能を割り当てられる

　また、表計算ソフトでは広大なスプレッドシートを素早く移動したいが、画像編集ソフトでは繊細に動いてほしいというように、アプリケーションごとのマウス移動速度を切り替えを自動化する「自動プロファイル切替」機能も搭載している。

利用中のアプリケーションに応じて、自動的にプロファイルが切り替わるように設定できる

　ボタンの数が少ないマウスでも、1つのボタンにメインとサブのアクションを割り当てられる。

メインとサブのアクションを1つのボタンに設定できる

　2026年3月には「ジェスチャー機能Ver.2」と、「ルーラー機能」も追加予定だ。どちらもトラックボール本体に設定を保存できるオンボード搭載モデルに限定されるが、実現すれば、どのデバイスと接続しても設定済みのトラックボールであれば同じジェスチャーで決まった操作を行えるようになる。

次回のアップデートでは、新バージョンのジェスチャー機能と直線を簡単に引けるルーラー機能が追加される予定だ

　現在のところ、オンボード搭載モデル「IST PRO」のみだが、2026年3月にはHUGE PLUSも対象となる。さらに、新しい共通レシーバー「ELECOM Bridge E USBレシーバー」にも対応予定だ。

同時期にHUGE PLUSのアップデートも予定している