ニュース
マウスコンピューターが「パソコンは早めに買って」とアナウンス Webサイトは接続困難に
マウスコンピューターの公式Xアカウントが、PCを早めに買うことを促すポストを行った。その影響か、Webサイトは少しつながりづらい状況となっている。
マウスコンピューターのX(旧Twitter)公式アカウントが、PCの早期購入を勧めるポストを行った。特に理由は記載されていないが、PCパーツの価格高騰が背景にあるものと思われる。
このポストの影響か、マウスコンピューターのWebサイトは一部つながりづらい状況となっているようだ。
既に単品では高価になっているPCパーツ
昨今、データセンターでのAI(人工知能)処理需要が高まっており、その影響を受けてデータセンター向けのメモリ/ストレージ/GPUの需要も増えている。メモリ/ストレージ大手のMicron Technologyは、この需要に応えるためにコンシューマー向け製品事業からの撤退を決めたほどだ。
データセンター需要と関連して、自作PCでの利用を想定したメモリ/ストレージ/GPUの単品価格も上昇傾向にある。特にメモリの値上がりぶりはすさまじく、1年前には考えられないほどの高値となっている。
通常、PCメーカーはパーツメーカーと年単位で供給契約を結んでいるため、パーツ単品での購入と比べると価格変動は少ない。ここ最近の「同じスペックならメーカー製のPCを買った方が結構安い」という事象は、この供給契約による恩恵が大きい。
しかし、マウスコンピューターがこのタイミングでPCの購入を早期に勧めるような行動に出たということは、そう遠くない未来にメーカー製PCも“値上げ”するというサインなのだろうか……?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「これで年単位の品薄が確定」――“Crucial撤退ショック”のPCパーツショップ
12月3日に突如発表されたCrucialの撤退のニュースは、アキバのPCパーツショップを大きく揺さぶった。売り場での混乱は見られなかったが、どのショップも事態の深刻さに打ちひしがれていた。
さようなら「Crucial」――Micronがコンシューマー向け製品事業から撤退 販売は2026年2月まで継続
Micronが、「Crucial」ブランドで展開しているコンシューマー向け製品事業からの撤退を発表した。データセンター向け製品に注力するための経営判断で、販売自体は2026年2月まで継続するという。
64GB構成すら“絶望”が近づく中で、CUDIMMの人気が再上昇
メモリやストレージ類の価格の高騰と供給不足は、予測通りに厳しさが増している。グラフィックスカードはまだ踏みとどまっているが、限界がささやかれ始めた。
メモリの歯止めかからず 大容量HDD/microSDXCメモリーカードも品薄に
メモリやストレージ関連の値上がりと品薄傾向が進行している。とりわけ今週の動きで目立っているのは、大容量HDDと大容量microSDXCメモリーカードの供給不足だ。
64GB構成すら“絶望”が近づく中で、CUDIMMの人気が再上昇
メモリやストレージ類の価格の高騰と供給不足は、予測通りに厳しさが増している。グラフィックスカードはまだ踏みとどまっているが、限界がささやかれ始めた。
